2023.09.12 掲載

榊原（啓）教授，横山助教ら（栄養化学研究室）の研究成果が，「in vivo」誌に掲載されました。

私たちは，アルカリホスファターゼ（ALP）の肝臓型アイソザイムと腸管型アイソザイムが，過剰なフルクトース摂取により生じる非アルコール性脂肪性肝疾患（NAFLD）のバイオマーカーとなる可能性を先行論文で報告しました。本論文では，さらに研究を続け，ALPの両アイソザイムが，確かにNAFLDが生じる前段階でも変動すること，その変動が活動期の最初に特に大きくなることを見出しました。今後，フルクトース過剰摂取を示唆するALPアイソザイムの有用性について研究を続けていきます。

Suzuki, Y., Yokoyama, D., Matsuura, C., Kondo, K., Shimazaki, T., Ryoke, K., Kobayashi, A., Sakakibara, H., Active-phase Plasma Alkaline Phosphatase Isozyme Activity Is a Sensitive Biomarker for Excessive Fructose Intake, in vivo, 2023, 37(5), 1967-1974.