2024.06.27 掲載
平野准教授、國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Cytologia誌に掲載されました。
アルゴンイオンビームを照射した花粉を授粉させ、胚発生および胚乳形成を調査した結果、胚乳のみが発達した胚嚢など、多様な胚および胚乳発達が見られることが明らかになり、それら特徴的な胚嚢の形成率は炭素イオンビーム照射時より高いことが明らかになりました。照射花粉由来の胚乳から植物体を誘導することが出来れば多様な植物体が得られると考えられるため、今後は新たな育種法としての応用を目指します。
Shii M, Kajiya Y, Murata M, Abe T, Kunitake K, Hirano T (2024) Effects of fertilization of male gametes with heavy-ion beam irradiation on embryo and endosperm development in Cyrtanthus mackenii, CYTOLOGIA, 89: 133-139.