教員紹介

14の教育研究分野

作物学
湯淺 高志教授

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湯淺 高志(YUASA Takashi)

作物の収量・環境ストレス耐性向上に関する研究

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作物(イネ・ダイズ・ササゲ・サツマイモ・シソなど)における環境ストレスと光合成機能、機能性栄養増強、 バイオ燃料用作物の作出、作物の栄養転流・オートファジーに着目した老化現象の解明など、ゲノムからフィールドまで幅広い視点と最先端の研究手法を駆使した作物学研究に取り組んでいます。特に作物ゲノム情報を活用した作物の収量増強・環境ストレス耐性向上を目指しています。

果樹園芸学
鉄村 琢哉教授  本勝 千歳准教授

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鉄村 琢哉(TETSUMURA Takuya)

本勝 千歳 (HONSHO Chitose)

環境低負荷型果樹栽培システムの開発に関する研究
常緑性果樹の開花から結実にかけての生殖生理・生態に関する研究

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私たちの教育研究分野では、宮崎県特産果樹であるマンゴーを中心にライチなどの熱帯果樹を研究材料として、繁殖や生産性の向上などの課題解決に向けて研究しています。日向夏などのカンキツやカキやクリなどの研究も行っており、またタイ・アメリカ・イスラエル・スロベニアなどの海外の研究機関との共同研究も活発に行っています。

野菜・花き園芸学
増田 順一郎准教授

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増田 順一郎 (MASUDA Jun-ichiro)

野菜・花卉における育種と栽培技術の開発に関する研究

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私たちの教育研究分野では、野菜・花き栽培における高収量化、高品質化、低コスト化を目指しています。主に用いている材料は、食用ハス、ピーマン、ニンニク、ツルムラサキ、ユリ、ツバキなど多岐にわたり、生理学、生態学、遺伝学および分子生物学の知識と技術を使って、生理反応・生態反応の解明、品種改良、栽培技術の開発に取り組んでいます。

植物病理学
竹下 稔教授

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竹下 稔(TAKESHITA Minoru)

植物病害抵抗性の分子機構と病害診断法・防除法開発に関する研究

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植物は人間や動物と同じように病気にかかります。私たちは特に植物ウイルス病害や糸状菌病害の防除を目的として研究活動を行っています。植物病原体が病気を引き起こすしくみや植物が病原体感染から身を守るしくみといった植物-病原体間の攻防を分子レベルで研究し、有効な病害診断法や防除法の開発を目指しています。私たちは植物の病害を減らし、化学農薬に頼らない安全・安心な農業生産の実現をめざしています。

応用昆虫学
安達 鉄矢准教授

安達 鉄矢(ADACHI Tetsuya)

生物的防除を基幹とした総合的害虫管理に関する研究

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地域天敵資源を活用した生物的防除など環境に優しい農業技術を開発するため、害虫や天敵の生態的・行動的特性を分子生物学的手法などを用いて解明します。生態系サービスの活用は環境負荷を減らした持続可能な農業の展開には必須の取り組みです。植物(花)を用いた植生管理・景観管理などによる減農薬栽培技術の開発を通して農家を支援します。

園芸利用学
圖師 一文教授

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圖師 一文(ZUSHI Kazufumi)

環境ストレスを利用した、おいしくて健康に良い園芸農産物の作出に関する研究

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園芸利用学研究室では、高品質・高付加価値な園芸農産物の作出に向けて、トマトを中心に収穫時・収穫後の食味成分や機能性成分を測定し、これらの成分がどのような要因(栽培環境など)で変動するかなどを科学的に探求しています。また、実際に食べたときのおいしさが、どのような成分と関係しているかなども研究しています。

植物生理学
稲葉 丈人准教授

植物生理学研究室WebSite

稲葉 丈人(INABA Takehito)

植物細胞におけるオルガネラ形成と環境適応におけるその役割に関する研究

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私たちの教育研究分野では、植物による物質生産の分子基盤を解明し、それらの成果を植物の高次機能開発へ応用することを目指しています。特に植物細胞における光合成能の獲得機構や環境適応機構など、植物が「植物らしさ」を発揮するための基本的な仕組みに焦点を当て研究を行っています。

花き生理学
稲葉 靖子准教授

花き生理学研究室WebSite

稲葉 靖子(INABA Yasuko)

花の発育過程における呼吸代謝とミトコンドリア生理に関する研究

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呼吸を介したエネルギー生産は植物の成長に極めて重要です。私達の研究分野では、花で発熱するユニークな発熱植物とクライマクテリック呼吸を行う一般花き類を用いて、環境変化や自律的な制御により花の呼吸/発熱を活発化する分子機構の解明を目指しています。将来的には、これらの仕組みを一般の植物に適用することで、環境変化に強い農作物の持続的生産と安定供給に貢献できるものと考えています。

生産システム工学
槐島 芳徳准教授  日吉 健二助教

槐島 芳徳(GEJIMA Yoshinoro)

日吉 健二(HIYOSHI Kenji)

高品質農業生産のための機械化・情報化に関する研究
小さな水路を利用した小水力発電装置と無農薬で除草するロボットの開発研究

生産システム工学の写真

私たちの研究室では、食料・環境問題に対応し、高品質で安全・安心な農産物の生産・供給を支援するため、農業生産の栽培・収穫・選別等にかかわるハードとソフトの開発・改善に関する教育研究を行います。主として、茶の葉の収穫・加工装置や農業用ロボット、小水力発電装置、AI技術を用いた画像センシングによる農作物の品質評価システムなどの開発研究を行っています。

施設園芸学
霧村 雅昭助教

施設園芸学研究室WebSite

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霧村 雅昭 (KIRIMURA Masaaki)

環境と調和した資源循環型農業システムに関する研究

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食料自給率向上だけでなく、環境保全(Environmental Protection)、持続的経済発展(Sustainable Economic Growth)、エネルギー安全保障(Energy Security)の3Eを同時に実現する農業システムの構築を目的として、資源の有効利用や新エネルギー、高効率な栽培技術の開発について研究しています。現在は主として、農林畜産廃棄物利用による資源循環システムの構築やLED植物工場における養液栽培(レタスやイチゴ)、営農型発電(ソーラーシェアリング)に関する研究に取り組んでいます。

労働環境工学
木下 統准教授

木下統(KINOSHITA Osamu)

農作業の安全性・快適性に関する研究

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私たちの教育研究分野では、農業における高齢化等に伴う諸課題の解決を目指し、健康で安全・快適な農業労働環境の確立をはかるため、作業環境の計測解析と人間工学に基づいた人に優しい農業機械・器具・施設等の設計ならびにこれらの高度な利用技術に関する教育研究を行います。

農業経営経済学
山本 直之教授  狩野 秀之准教授

山本 直之(YAMAMOTO Naoyuki)

狩野 秀之(KANO Hideyuki)

環境共生型物質循環システムの経営経済的評価に関する研究
農産物の産地間競争に関する計量経済学的研究

農業経営経済学の写真

私たちの教育研究分野では、社会経済的な視点から、農業分野における様々な課題について取り組んでいます。具体的には、持続的な農業を確立させるための経済的な条件、農業経営や地域農業の発展のための方法、農業政策の評価、農産物に対する消費者ニーズの把握など、生産者および消費者の立場から、幅広く教育・研究を行っています。

フィールド科学(協力分野)
松尾 光弘講師

フィールド科学研究室WebSite

附属フィールド科学教育センター木花フィールド(農場)WebSite

松尾 光弘(MATSUO Mitsuhiro)

環境に優しく持続可能な作物栽培技術の開発と雑草管理に関する研究

フィールド科学(協力分野)の写真

日本初のGAP認証大学農場である木花フィールド(農場)を利用しながら、栽培指導ができる学生の育成、また農業技術検定の合格を目標にした実践的な実習を行っています。研究面では、作物に害を及ぼす“雑草”の防除あるいは利用、人間に有用な作物の栽培技術の開発などを行っています。

農業技術史学(協力分野)
宇田津 徹朗教授

附属農業博物館WebSite

宇田津 徹朗(UDATSU Tetsuro)

東アジアにおける環境と共生した水田稲作技術の変遷に関する研究

農業技術史学(協力分野)の写真

農業をテーマとした大学博物館(農業博物館)のスタッフが担当する教育研究分野です。この分野では、日本や韓国、中国を調査フィールドとして農業の発達と環境との関係や食育に関する活動や調査などを行っています。国内外の研究者や研究機関との共同研究も多数行っています。農業と環境の歴史、食育や食農教育に興味関心のある人は、是非、一緒に学んでみませんか!


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