花き生理学研究室(稲葉靖子研究室)の大学院生の研究成果が植物科学系の学術誌Plant Cell Reportsに掲載されました。

Maekawa H, Otsubo M, Sato MP, Takahashi T, Mizoguchi K, Koyamatsu D, 
Inaba T, and Ito-Inaba Y.
Establishing an efficient protoplast transient expression system for 
investigation of floral thermogenesis in aroids

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00299-021-02806-1

https://rdcu.be/cAcLr

本論文は、修了生の前川春彦君と現在修士2年生の大坪雅さんのお二人が、共同第一著者(Co-first author;ダブルファーストオーサー)の論文です。先輩から後輩に上手にバトンが渡って、素晴らしい研究成果となりました。

本論文では、サトイモ科発熱植物ザゼンソウの葉由来プロトプラストの調製および一過的形質転換法を確立して、さらにこの技術を基に、クワズイモなど、サトイモ科発熱植物の花序由来プロトプラストの調製にも部分的に成功したことを報告しました。将来は、サトイモ科発熱植物のみでなく、食用のサトイモ科植物の育種研究にも応用できる重要な研究です。


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