園芸利用学研究室(圖師研究室)の大学院生の研究成果が園芸学分野の学術専門誌 Scientia Horticulturae に掲載されました。

 Zushi, K., Higashijima, M., 2021. Correlation network analysis identified the key interactions of texture profiles with the sensory, physical, and organoleptic properties of cherry tomato cultivars grown under salt stress. Scientia Horticulturae, 110754.

 https://doi.org/10.1016/j.scienta.2021.110754

 塩ストレス下で栽培したトマト(塩トマト)の食感(テクスチャー)と食味,品質との関連性を相関ネットワーク分析を用いて可視化したものです。塩ストレスの強さによってテクスチャーと食味,品質のネットワーク構造が変わるとともに,塩トマトの食味に重要なテクスチャー指標を明らかにすることができました。

 塩トマトは食味に優れていることが知られていますが,果実が硬くなり食感が悪くなる場合があります。本研究によって,食べておいしいだけでなく食感にも優れた塩トマトの作出が期待できます。


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