本学科の園芸利用学研究室(圖師研究室)と施設園芸学研究室(霧村研究室)が共同で行っているトマトの機能性成分に関する研究成果がEnvironmental Control in Biology誌に掲載されました。

Zushi, K., Fukuda, T., Mori, Y., Takahashi, H., Kirimura, M., 2022. Seasonalvariation and a statistical predictive model in assessing health-promoting properties of cherry tomato under long-term cultivation. Environ. ControlBiol. 60, 91-101. https://doi.org/10.2525/ecb.60.91

トマトの機能性成分含量(ビタミンC,ポリフェノール,抗酸化活性)の季節変動を,重回帰分析を用いて環境データや品質データから予測するモデルを構築した論文です。この論文によって,トマトの機能性成分含量の予測に重要な環境と品質に関する要因,その収集時期が明らかになりました。トマトでは,収量などの予測モデルがすでにありますが,機能性成分含量の予測モデルに関しては初めての報告です。今後,生産者や消費者にとって機能性成分の「見える化」が可能となるかもしれません。


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