本学科の園芸利用学研究室(圖師研究室)と施設園芸学研究室(霧村研究室)が共同で行っているイチゴの品質に関する研究論文が園芸分野の国際誌 Scientia Horticulturae 誌に掲載されました。

Zushi, K., Yamamoto, M., Matsuura, M., Tsutsuki, K., Yonehana, A., Imamura, R., Takahashi, H., Kirimura, M., 2023. Tissue-dependent seasonal variation and predictive models of strawberry firmness. Sci. Hortic. 307, 111535.
https://doi.org/10.1016/j.scienta.2022.111535

イチゴの硬さは食感や貯蔵性において非常に重要ですが,収穫時期によって変わるのか,果実組織によって硬さがどのように変わるのかはわかっていませんでした。そこで,2年間にわたり様々な収穫時期にイチゴを収穫して果実の組織別に果実の硬さを調べました。その結果,気温が高い時期の方が硬さが低下すること,果実組織によってこの変化が異なることがわかりました。また,収穫前のハウス内気温や土壌水分,湿度などから硬さを予測できることも明らかに出来ました。これらは,おいしくて貯蔵性に優れたイチゴ生産につながるかもしれません。


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