園芸利用学研究室(圖師一文研究室)と宮崎県が共同で行っている加工・業務用ホウレンソウに関する研究成果が,園芸学会の和文誌「園芸学研究」に掲載されました。

中村剛, 八代賢, 永吉嘉文, 圖師一文, 2023. 品種,成長および気象要因が加工・業務用ホウレンソウにおけるルテイン含量に及ぼす影響. 園芸学研究 22, 287-294.

宮崎県の加工・業務用ホウレンソウは,全国の加工・業務用出荷量の約6~7割を占めており非常に重要な野菜の一つで,消費者の健康志向の高まりに対応するために,2018年から冷凍野菜では全国初の機能性表示食品(機能性関与成分 ルテイン)としての販売が始まっています。
このような加工・業務用ホウレンソウにおいて,ルテイン含量の変動要因を品種,成長および気象要因から明らかにしたもので,今後の加工・業務用ホウレンソウにおけるルテイン含量の安定化・高含量化技術の開発に活用できると期待されます。


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