2025年04月30日
研究成果
井口教授らの研究成果が学術雑誌に掲載されました
井口教授(動物衛生微生物学研究室)らの研究成果がScientific Reportsに掲載されました(2025年4月8日)。
井口らは、農研機構動物衛生研究部門、久留米大学医学部らと共同して、牛呼吸器病症候群の主要な原因細菌であるマンへミア・ヘモリチカの詳細なゲノム解析を行い、その結果を元に、当該細菌を特異的に検出できると同時に、12種類ある血清型も識別できるマルチプレックスPCR検査キットを開発しました。
本キットは獣医・畜産領域におけるマンへミア・ヘモリチカの流行調査や研究において有用なツールになると期待されます。なお、本技術は特許出願済みです(特願2024-198739)。
Iguchi A, Ueno Y, Hoshinoo K, Okuno M, Uemura R, You G, Ogura Y, Takamatsu D. Comprehensive serotyping of *Mannheimia haemolytica* by a PCR system using the diversity of capsule biosynthesis genes. Scientific Reports. 2025; 15(1):11970.