お知らせ
2025年12月02日
研究成果

國武教授らの研究成果が学術雑誌に掲載されました

國武久登教授、平野智也准教授(植物遺伝育種研究室)、竹下 稔教授(植物病理学研究室)らの研究成果がHorticulturaeに掲載されました(2025年11月28日)。

サツマイモの主産地である南九州地域では、サツマイモ基腐病が流行しており、抵抗性品種の開発が急務となっています。國武教授らは、株式会社くしまアオイファームや石川県立大学と連携して、実際の育種系統の茎ポリフェノールを分析し、基腐病に抵抗性のある系統を選抜しました。この知見は、サツマイモの育種年限を短縮し、現場の育種事業の応用できる可能性を提示しました。今後、良食味や焼酎などの加工原料のための育種に応用していきます。

Yosuke Narasako, Yuno Setoguchi, Haruka Fukutome, Tomonari Hirano, Motoyasu Otani, Minoru Takeshita and Hisato Kunitake, Evaluation of Stem Polyphenol Content as a Potential Marker for Selecting Foot-Rot-Resistant Sweet Potato (Ipomoea batatas (L.) Lam.) Hybrids. Horticulturae 2025, 11,1439.  
Website: https://www.mdpi.com/2311-7524/11/12/1439
PDF Version: https://www.mdpi.com/2311-7524/11/12/1439/pdf

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収穫したサツマイモの塊根(2025年10月、串間市にて)