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行元 雅貴 さん

2022年6月
大学院での研究は始まりの第一歩。
自分の専門を軸に広い視野を持つ技術者を目指す。
農学工学総合研究科
物質・情報工学専攻
新材料エネルギー工学教育コース 3年
行元 雅貴 さん

Q1あなたの研究テーマについて教えてください。

私の研究テーマはX線を撮影するためのカメラ開発です。病院にあるレントゲン検査等の機器と違うのは対象が人ではなく、宇宙に存在するブラックホールといった天体だということです。また使用する場所も異なり、地球上ではなく、人工衛星に載せて宇宙空間で使用することを想定しています。そのため、求められる性能も特殊なものが多いです。その中で私は、宇宙空間での長期使用が可能かという耐久性の調査や、撮影の精度を上げるためのカメラの基礎構造の研究をしています。

Q2いつ頃から大学院博士後期課程への進学を意識しましたか?

博士課程の進学を意識したのは学部2年生の時です。当時は研究をしているというのが何をしていることなのか知りたいという漠然とした思いを持っていたと記憶しています。進学を決めたのは修士1年生の冬頃です。そのころには研究における実作業のスキルは身についていましたが、研究計画の立てかた等が未熟でした。研究内容の企画、構想から実績として論文を残すところまで、一連の流れを自分で実行できるようになりたいと考え、進学を決めました。

Q3大学院博士後期課程での学生生活について教えてください。

学生生活は学士、修士課程の頃とあまり変わりません。私の研究室にはコアタイムが設定されており、基本的にはそれに沿って研究をしています。ただ、学士の頃から一貫して意識しているのは、休日には魚釣りをしたり、バイクでツーリングにでかけたりと趣味を楽しみ、研究一辺倒にならないようにしていることです。

Q4次世代研究者挑戦的研究プログラムに採用後、何か変わりましたか?

本プログラムに採用される前は必要な物品があれば指導教員に依頼して購入してもらうという間接的なものだったので、予算に対しての認識に甘いところがありました。本プログラムに採用され、自分の予算を持つようになったことで、科学者倫理の講義で学習したことと現実が結びつき、以前よりも強く、国民の税金が原資であること、予算の使用に対して公正であることを意識するようになりました。

Q5将来の目標について教えてください。

私の将来の目標は異なる分野の橋渡しができる人材になることです。現代では最新の技術開発をすることだけが新しいモノを生み出すわけではなくなってきました。ある分野ではよく知られた技術でも他の分野では革新的だということが多々あります。今後は博士課程で培った研究遂行能力を元に異なる分野にも挑戦し、このような異分野同士のつながりに気がつく力を高めていきたいです。

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