瀬戸口 優乃 さん
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資源環境科学専攻
持続生産科学教育コース 1年 瀬戸口 優乃 さん
Q1あなたの研究テーマについて教えてください。
サツマイモの品種改良に関する研究を行っています。腎臓病の人はカリウムの摂取制限があるためカリウムを多く含むサツマイモを食べることができません。腎臓病の人でも食べられるカリウム含量の低いサツマイモを作ることを目標に、品種改良を行っています。ただカリウム含量が低いだけでなく、甘くて、色がきれいで食べておいしいサツマイモというところにもこだわっています。また、サツマイモに多く含まれるアントシアニンやポリフェノール、カロテノイドなどの成分に関する研究も行っています。
Q2いつ頃から大学院博士後期課程への進学を意識しましたか?
修士課程で研究を行う中で博士後期課程への進学を意識するようになりました。結果が形になってきて、今行っている研究をこれからも続けたいと思い修士課程と同じ宮崎大学への進学を決めました。また、同じ研究室の先輩方が活躍されている姿を拝見し、博士後期課程へのあこがれが強くなりました。
Q3大学院博士後期課程での学生生活について教えてください。
畑でサツマイモを育て、実験室で研究し、その結果をまとめるという毎日を送っています。結果がまとまると学会や論文で発表します。学会発表では日本中、世界中の研究者と交流するのでコミュニケーションスキルの重要性を実感しています。また、研究室においては後輩達をまとめる立場になり、修士課程までと比べて責任が大きくなったと感じています。
Q4次世代研究者挑戦的研究プログラムに採用後、何か変わりましたか?
経済的な心配をすることなく博士課程へ進学できました。また、採用していただいたことが、研究者としての自信になるとともに責任も感じています。さらに、本プログラムでは学生が集まる機会が多くあり、他分野の学生との交流が増えました。
Q5将来の目標について教えてください。
私が作った新しいサツマイモの品種を、世界中の人に食べてもらいたいです。美味しいから食べていたら、食べた人たちが健康になるような品種が作れると嬉しいです。私はもともと栄養学を学んでおり管理栄養士免許を取得後、農学の道に進みました。栄養学と農学の異文化融合により、病気やアレルギーの問題を新しい品種で解決していくことが目標です。
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