金野 琉聖さん
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医学獣医学総合研究科 医学獣医学専攻 高度獣医師育成コース 1年
金野 琉聖さん
Q1あなたの研究テーマについて教えてください。
犬の胆嚢疾患は身近でありながら、ときに致死的な経過を辿る病気です。根本的な治療は胆嚢を摘出することですが、合併症のリスクもあるため、発症を未然に防ぐ「予防」の確立が重要だと考えています。 なかでも胆嚢粘液嚢腫という病態は、人では一般的ではなく、病態概念も異なります。この点において、獣医領域から新しい予防戦略を生み出せる余地だと捉えています。 我々は、近年様々な病気との関連が示唆されている腸内細菌叢に着目し、胆嚢疾患リスクの早期発見や発症予防につながる手がかりを探っています。
Q2いつ頃から大学院博士課程への進学を意識しましたか?
研究室に入室した頃から漠然と意識していましたが、実際には出願直前まで迷っていました。家族や指導担当の先生に後押ししていただき、進学を決めました。
Q3大学院博士課程での学生生活について教えてください。
普段は大学の附属動物病院で、研修獣医師のような形で診療や手術に携わりながら学んでいます。診療の過程や合間で必要な採材、研究を行い、空き時間や研究日にはデータ整理や文献検討、解析を進めています。
Q4次世代研究者挑戦的研究プログラムに採用後、何か変わりましたか?
経済的不安が大きく軽減し、より研究に取り組みやすい環境に身を置けていると実感しています。また、研究者としての責任をこれまで以上に強く意識するようになりました。
Q5将来の目標について教えてください。
「一匹でも多くを救う」ことに直結する実践的な知見を形にしていきます。臨床で得た気づきを研究で検証し、また臨床へ還す循環を一歩ずつ積み上げていき、その中で日本代表する臨床家であり研究者であるような獣医師を目指していきたいです。
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宮崎大学 次世代研究者支援室


