前回は東屋(あずまや)巻前半を読みましたので、今回は後半を読みます。
前回の講座の最後で匂宮に言い寄られた浮舟は、かろうじて難を逃れ、姉の中君に慰められます。それが、谷崎源氏のブレーンでもあった玉上琢彌が、物語音読論という、物語の本性を考える上で極めて重要な理論を唱えた、国宝源氏物語絵巻の一場面ですので、まずはそれについてお話しします。
そのあと浮舟は遂に薫に迎えられるのですが、そこには不吉な影が多く差しています。それはもちろん、次の浮舟巻の伏線なので、今回はそれを味わっていただければと思います。
☆ 日 時 :令和7年6月7日(土)・6月8日(日)
☆ 時 間 :10:30~14:30
☆ 参 加 費:3,000円
☆ 対 象 :一般・大学生
☆ 定 員 :30名(要申込み、先着順)
☆ 場 所 :錦本町ひなたキャンパス・オンライン配信
☆ 講 師 :山田 利博(宮崎大学名誉教授)
受付を終了させていただきました。