前回で浮舟巻は読み終わりましたので、今回は次巻・蜻蛉を読みます。
実は源氏物語は完成してから世に出されたのではなく、現代の長編小説の多くが連載の形を取るように、少しずつ発表され今ある形となったため、この巻の後半は、これまでの話とも今後の話とも全く繋がらないものとなっています。これは作者の希望と読者の要望が食い違ったためだと考えられていますが、この話題は壮大なものであるため、一回ではとても証明しきれません。取り敢えずは、当時の物語はどのように作成されていたかの一端でもお分かりいただければと思います。
☆ 日 時 :令和8年3月21日(土)・3月22日(日)
☆ 時 間 :10:30~14:30
☆ 参 加 費:3,000円
☆ 対 象 :一般・大学生
☆ 定 員 :30名(要申込み、先着順)
☆ 場 所 :錦本町ひなたキャンパス・オンライン配信
☆ 講 師 :山田 利博(宮崎大学名誉教授)