• 2022.11.17

11/12・13 PBL後期 下浜地区津波避難ルート調査を行いました。

日程: 2022/11/12(土)・13(日) 

令和4年度PBLの後学期授業では、町内沿岸で人口の多い下浜地区における津波避難ルートの調査を行いました。

当初は地区の防災訓練に学生が同伴して避難所要時間や避難時の問題を聞き取る予定でしたが、避難訓練の実施が見送られたため、学生による津波防災調査を行うこととしました。

事前準備では、地区の白地図を作成し、調査項目のリストアップ、疑似避難の経路設定や人員配置、調査内容の記録方法などをPBLの履修学生が企画考案し、当日の調査に臨みました。

11/12(土)・13(日)の日程でPBLの履修生4名に、出口ゼミ2名と熊野ゼミ3名が加わり、9名の学生が一泊二日で調査しました。調査の拠点として、「みなと児童館」をお借りしました。

12日は元・都農町危機管理専門員の山本光雄氏から津波防災計画の講話を受けた後、現地の避難施設を確認し、道路や家屋、空き家の状況を確認して歩きました。

その後、8地点から福原尾の緊急避難所施設まで、昼間と夜間の避難時間を歩測するとともにルート沿線の課題を調査しました。

13日は元・下浜地区自治会長の疋田末弘氏の講話と、各グループで前日の調査時に抽出した課題を地図上に落とし込み、意見交換をしました。その後、社会福祉協議会よりお借りした高齢者疑似体験用の重り付きベストを着用し、B避難ルートをリヤカーで模擬避難を実施しました。

今回の調査にご協力を頂いたお二人からはそれぞれ、「下浜地区の津内避難対策を興味深く学んでもらってありがたい」(山本氏)、「調査は大歓迎で、学生視点からの提案を期待します」(疋田氏)、とコメントを頂きました。

今後は、今回の調査の結果をまとめ、津波避難・防災の充実につなげたいと考えています。

活動の様子

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