• 2023.7.28

「地域学基礎」1年生98名が町歩きをして地域資源マップを作成しました。

昨年度に引き続き、地域資源創成学部1年生の必修授業「地域学基礎」の中で、都農町での地域資源マップづくりを実施しました。 地域学基礎とは4年間地域資源創成学を学ぶ上での土台となる講義です。 学生にとっては入学後初めての地域での実習機会です。

5/20(土)と5/27(土)の2日間、東都農エリアと都農駅周辺エリアにて20班に分かれて1年生98名が町歩きをしました。 (当初13日で予定していた東都農エリアは、雨天の為5/27に延期して実施しました)

瀬川先生曰く、『地域資源マップとは、「標準的な地図が可視化するモノの配置の情報以外の、地域にとって重要なものすべてを描いたもの」で、目指すは道案内や消費の道具としての地図などではなく、「絵記録」に近いものです。描かれるものは一種の都農町に関するモノグラフ(民俗誌、生活誌、地誌?)、あるいは都農固有の生活世界や文化の伝承となるかもしれません。』

学生達は初めて歩く都農町で、どのような資源を発見し、地図に載せていったのでしょうか。

地図はグループワークで班ごとに1枚ずつ作成し、クラスで合計20枚の都農町の地域資源マップが出来上がりました。

都農町エリア分けの地図はこちら→ ①東都農(5/27) ②駅周辺(5/20)

クラス内コンテストの結果、見事最優秀賞を受賞した17班、優秀賞の12班、20班の作品をご紹介します。

17班(松原、新今別府付近)

17班地域資源マップPDF

植生図で分析する、人口割合を国勢調査データから拾い上げるなど、歩いて気づいた資源や課題を自分たちなりの手法で深堀りしているのが17班の特徴でした。発見を学びにつなげる姿勢がマップに表れています。クラスの中で同級生からも評価され、皆に良い影響を与える好作品でした。

12班(下浜、福原尾付近)の作品抜粋

12班の地域資源マップPDF

20班(篠別府付近)の作品

20班の地域資源マップPDF

全体の学生の感想コメントでは、 「以前は学びたいことはインターネットに全てあると思っていたが、 今回の実習で地域住民との交流を通して、ただ知識を得ることとは全く違う価値があると気づいた」 「都農町を実際に自分の足で歩きながら探索したことで、新しい発見をすることができた。 温かい住民が多いことに感動した」 「初めは不安だったが、地域農家の方が話しかけてくださり、ご飯をご馳走してくれたり、帰る際にはおにぎりをお土産に持たせるなどの優しさに触れ、心が温かくなった」 などがありました。

実習の中で、座学の際には想像できなかった様々な体験ができたようです。

学生を温かく迎えてくださった町の皆様、ありがとうございました!

活動の様子

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