• 2023.7.20

7/7 地域学部2年生が地域探索実習Ⅱを行いました!

 令和5年7月7日(金)、地域探索実習Ⅱ授業の2回目実習として、地域資源創成学部2年生69名がバス3台で木花キャンパスを朝出発し、午前中に高鍋町にある口蹄疫メモリアルセンターを見学、その後、都農町の各実習先に向かいました。実習先は、(株)都農ワイン、道の駅つの、河野農園(株)の3社で、各学生23名を受け入れていただきました。

 口蹄疫メモリアルセンターでの協同ファーム代表の日高氏による講話は、口蹄疫について実際に起こった悲劇とそこからの復興を、現場の方から直接伺う貴重な時間となりました。事前学習で準備した質問に丁寧に答えていただき、学生の理解がさらに深まりました。生産者が力を合わせて前を向いて復興に取り組んできたことについて、当時の現場の方々の思いや団結力を知ったことが学生の印象に残りました。

 午後の「都農ワイン」グループでは、同社小畑前社長による講話の後に工場案内がありました。町内での第三セクターとしての苦労話や、創業時からの想いをざっくばらんにお話いただき、その後学生からは積極的に質問の手が挙がっていました。工場見学では、ワイン製造の行程を大きな設備を見ながら説明いただき、最後はワインの香りが漂う木樽の積まれた貯蔵庫を見学しました。また、自由時間に昨年オープンしたベーカリーとショップで買い物などをしました。学生からは、「通常では入ることができない工場内を見てワインについて詳しく話を聞いたことが良かった。」、「インターネットでは知り得ない経営の裏話などが聞けて良かった。」との感想がありました。

 「道の駅つの」グループでは、松山駅長による道の駅の経営戦略の特徴、まちづくりについて、今後の展望などの説明がありました。学生は、実際に道の駅を訪れる顧客と店舗、置かれている商品を視察、自らも買い物をしていました。特産のトマトやブドウのソフトクリームを食べて、笑顔になる学生たちの姿がありました。実際の売上の数字やマーケティングについて話を聞き、経営の複雑さを知ったという学生の声もありました。

 「河野農園」グループでは、代表の河野雄一郎ご夫妻から農業経営について、海外展開のお話などもいただき、さらに中国人実習生のお話を通訳を交えながら聞かせていただきました。攻めの経営をする経営者の熱量や勢いを感じ、農業に興味を持ったという学生、農業に対するイメージが変わったという学生など、生産者から直接話を聞くことができて良かったという感想が多くありました。

 本実習授業では、地域での企業経営の実情を見聞きし、企業や地域の課題を発見、解決に向けた分析、提言の力を養うことを目的としています。学生は各々レポート課題に取り組み、後期からはゼミ活動での地域課題への取り組みに向けて準備をしていきます。

実習を受け入れてくださった皆様、ありがとうございました。

活動の様子

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