教育企画部門

学び・ふり返り

主体的な学びを実践するために

宮崎大学は、教育方針に基づき、授業の計画、実施、点検・評価、改善のための活動方針を定めます。学生及び教職員の双方はこの活動方針に則り、在学期間を通じて授業づくりに積極的に参画し、主体的な学びを実践します。

教職員 学びのサイクル 学生
*シラバスを通して、授業概要、学習目標(到達目標)、授業計画、成績評価基準・方法、ディプロマ・ポリシーとの関連、等をあらかじめ明示します。
*学期開始後も毎回の授業に関して、シラバスを通して、授業計画、教育内容・方法、授業担当者、事前・事後の学習、等の情報を適切に周知します。
シラバス
授業計画の明示
・学習目標(到達目標)
・成績評価基準、方法
・準備学習の指示
*学期開始前に履修科目のシラバスの内容を確認し、学期毎の学習目標、計画をしっかりと立てるようにします。
*履修登録をきちんと行い、学期開始後の修正期間には、履修を中止する科目に対して取り消し手続きを行うなど、しっかりと履修管理を行います。
*教員は知識・理論と実践を融合し、主体的に考える力を養うために、講義、演習、実験、実習、実技などの授業形態に加えて、多様な教育方法(アクティブ・ラーニング等)を取り入れて授業を行います。
授業
教育内容・方法
・シラバスの確認(準備学修)
・能動的学修
・学修時間の確保
*毎回の授業に関して、シラバスを通して、授業計画、事前・事後の学習の指示を確認し、備学習を行い、積極的に授業に参加します。授業の参加に関して、時間を厳守し出席要件を満たすようにします。
*成績評価基準・方法に基づき、多様な評価方法を用いて厳格な評価を行います。
点検・評価
授業の効果
・厳格な成績評価(GPA)
・授業ポートフォリオ
・学修のふり返り
*授業の効果を点検するために、履修した授業科目において、授業ポートフォリオに回答します。
*教員は授業の自己点検に基づき授業改善を行い、その結果をフィードバックします。
改善
教育方法の改善
・FD研修会
・教員グループ会議
・教育情報の収集・分析・公開
*授業終了後、履修科目の成績及びGPAを確認し、当該期の自己の学修を振り返り記録します(ポートフォリオ等)。

ふり返りの意義

「ふり返り」とは、学んだ内容を整理し、自己の成長と改善点を見出し、よりよい学修につなげるための礎となる能動的な活動のことです。自己の学びについて「ふり返り」を行い、改善点等を見出し、行動にフィードバックする習慣を身につけた人は、主体的な学習者として生涯学び続けることができます。例えば、社会人として必要となる知識や技術が新たに増えても、試行錯誤で学び、改善点を見出し、やがて身につけることができるでしょう。自己の成長につながる「ふり返り」の習慣をぜひ身につけましょう。

ふり返りのための4つのステップ

  1. 1.学習目標を設定する
    学習目標(授業で提示されたもの・自分なりのもの)を意識することで、目標に向けた能動的思考・活動が促されます
  2. 2.自分が学んだ内容、理解した内容の達成度を振り返る(記述する)
    自分がどのような学びの活動を行ったのか、何が身についたのか、内容を明確化することで、自己の理解度を判断できます
  3. 3.学習した内容の意義を具体的に振り返る(記述する)
    自分が学習し理解した内容の意義(自分にとってどのような意味があるか、なぜ重要だと思うのか、どのように感じたのか)を明確化することで、より深い気づき(意欲)が得られます
  4. 4.今後の目標とそれに至るための具体的な学習計画を立てる(記述する)
    今後の学習をどのように進めていくことができるか、最初の目標に照らし到達度を確認することで、具体的な改善策を立てられます

 


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