教学マネジメント部門

学士課程教育編成の基本方針

本学の学士課程の編成について

学士課程教育編成の基本方針

本学は平成26年度から、新しい教育課程をスタートさせています。この基本方針では学部段階の教育を学士課程教育と称しており、基礎教育と専門教育からなる課程在籍期間(4・6年間)の教育活動全体を通して、学生の学修成果という観点から教育カリキュラムを構築することを目指しています。

基本方針

 新しい環境変化を見据えた人材像の再定義

地球規模で考え、自らの力で未来を切り拓くことのできるたくましい人材(グローバルデザイナー)を養成する。

 教育方針の明確化

本学の教育理念(人間性、社会性・国際性、専門性の教育)に照らし、「学位授与の方針」(ディプロマポリシー)、「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラムポリシー)、「入学者受入れの方針」(アドミッションポリシー)を明確にする。

 教育課程の体系化

基礎教育、専門教育といった区分にとらわれず、学生の学修成果という観点から、課程在籍期間(4・6年間)の教育活動全体を通じて教育課程を編成する。

 主体的な学びへの転換

ディスカッション、ディベート、グループ活動、プレゼンテーションなどを中心とした能動的学修(アクティブラーニング)やメディア活用などの教育方法を積極的に導入し、学修時間の増加・確保による主体的な学びを確立する。特に、リーディングアサインメント等の課題を課し、自学自習を習慣づける。

 教育の質保証システムの確立

教育課程の体系化、単位制度の実質化、教育方法の改善、成績評価の厳格化などに総合的に取り組み、学修成果や内部質保証の観点から、点検・評価の結果を改善につなげる改革サイクルを確立する。

 

教育課程の特色

 新しい教育方法の導入

本学の学士課程教育カリキュラムは、これからのグローバル化社会に通用する「デザイン力」、すなわち、過去の経験を未来へのチャレンジへと転換させる能力、そして、知識・理論を活用して豊かな社会を創成する能力の育成を目標としています。これを実現させるには新しい教育方法の導入が不可欠であり、特筆すべき教育方法の方向性として以下の4点をあげることができます。

    • 知識の注入による受動的学修中心から課題解決型の能動的学修中心へ
    • 記憶力育成重視から思考力育成重視へ
    • 個別学修重視から協同学修重視へ
    • 教員個人の成績評価から組織的な学修成果のマネジメントへ

 基礎教育と専門教育の有機的連携

平成26年度からスタートする学士課程教育は、これまでの共通教育、専門教育といった区分にとらわれず、学生の学修成果という観点から、基礎、応用、発展の連続した段階で、課程在籍期間(4~6年間)の教育活動全体を通じて教育課程を編成します。

上記の図で示す新しい教育カリキュラムは、以下の3つの特徴を持っています。

    • 教育内容の専門化、高度化の段階に応じて、学士課程カリキュラムを基礎、応用、発展の3グループに分けています。基礎に属す科目には旧制度における共通教育科目と専門教育科目の専門基礎などが含まれます。改革によって生まれるこの新しい科目のグループを基礎教育科目とします。
    • 新カリキュラムの基礎教育科目は導入科目、課題発見科目、学士力発展科目の3つの区分から構成されます。スキル系の導入科目は学士力関連の知識・スキルの育成を、課題発見科目は学士力の態度・志向性の育成を、専門基礎を含む導入科目は専門分野固有の知識・スキルの育成を、学士力発展科目は学士力と専門分野固有の両領域に関わる知識・スキル及び態度・志向性の育成を主に担っています。
    • 新カリキュラムの最も大きな特徴は、縦に並んだ科目間の連続性と発展性です。例えば、コミュニケーション能力は複数の科目によって育成され、身につけた能力は最終的に卒業研究で発揮され、更に磨かれます。新しい教育プログラムでは、ディプロマポリシーの実現のための一貫性のある教育課程の構築を目的としています。


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