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数理・データサイエンスとは
mathematics and datascience
あらゆる場面で必須となる言語であり、
思考であり、道具
情報通信技術やセンサー技術の発達により、世の中にあふれる情報[データ]の数は莫大なものになり、さらにその数が増えることが予測され、加えて膨大な情報を活用し、人工知能(AI)の開発や利用も模索され、これの活用が望まれている。
それらのデータを国家や企業だけに留まらずスマートフォン、パーソナルコンピュータにより個人でも取り扱えることが可能となっており、日常の連絡・調べもの・娯楽から産業・行政運営など、あらゆる場で”データ”が取り扱われている。
これらの多大なデータやそれらに容易アクセスできる状況は、私たちの生活のレベルを向上させ、少子高齢化や世界規模の課題について解決の糸口を指し示すものとなっている。
一方、これら社会構造の変化により慣習的な対応や根拠のない対応では、あらゆる課題に適切な取り組みができず、またデータの取り扱いに関して正確な知識がないことで、個人や組織が不利益を被ること、データの取り扱いにおける倫理的な議論が発生している。
このような社会において「数理・データサイエンス」領域のリテラシーは、あらゆる場面で必須となる言語であり、思考であり、道具である。
この領域の能力は、課題を解決するために用いるものであり大きく3つのスキルがバランスよく必要とされる。
1データサイエンス力
情報処理、統計学、人工知能などの知識を理解、活用する力。
2データエンジニア力
データサイエンスの知識を意味のある形で運用できるようにする力。
3ビジネス力
様々な課題において問題点を整理し、解決するための道筋を作る力。
これらの力はそれぞれさらに下層のスキルセットによって支えられ、数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムによって、「モデルカリキュラム」としてまとめられている。
日本においては、文系・理系を問わずあらゆる分野、すべての大学・高専生を対象にこの領域のリテラシーレベルの教育を行うことで、社会全体における数理・データサイエンスの活用を推進している。