宮崎大学大学院農学工学総合研究科(博士後期課程)は、平成19年(2007年)4月に設置されました。本研究科は、農学と工学が連携・融合した博士課程を提供しています。農学と工学を基盤とし、学際的知識に基づいた専門性、高い倫理観、総合的判断力、国際性、コミュニケーション能力を有した人材の育成を目指しています。
大学生は、学部生時代に各専門分野の基礎知識および専門知識を修得し、教授や准教授の指導のもとで卒業論文研究に取り組み、論理的思考を身につけます。修士課程では、さらに専門知識を深化させ、修士論文研究を通じて研究手法と論理的思考を磨きます。
では、博士課程では何が求められるのでしょうか?専門知識、研究手法、論理的思考を身につけるだけで十分でしょうか?その答えは「否」です。博士課程は学問の最高学府として、研究者が独立して活動できるようになることを目指します。ここでは、専門知識や研究手法、論理的思考を駆使して既存の知識を発展させるだけでなく、時にはそれを批判的に検討し、新たな知を創造する力が求められます。博士課程は、新たな知を生み出し、学問や社会に貢献するための創造性と独立性を養う場です。
本研究科では、農学と工学の融合という特長を活かし、学生一人ひとりが自らの可能性を最大限に引き出せるよう支援しています。未知の課題に挑み、新たな価値を切り拓く力を身につけ、次世代のリーダーとして活躍することを目指しましょう。