女性スタッフ紹介

宮崎大学工学国際教育センター
助教 川崎典子 先生

学歴(大学卒業以降)および職歴

  • 早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業
  • 福岡県内公立中学校で英語教諭として勤務
  • カナダ・バンクーバー(ワーキングホリデービザ)で日本語教師として活動
  • バヌアツ共和国でJICA青年海外協力隊(日本語教師)として活動
  • アジア立命館アジア太平洋大学博士前期課程国際協力政策専攻を修了
  • 大分県でJICA国際協力推進員として勤務
  • 東京都内公立中高一貫校で英語教諭として勤務
  • 2016年1月1日より宮崎大学工学部国際教育センターに勤務

研究内容や研究に携わるきっかけなど教えてください。

 大学では英語文学を選択し、イギリス文学作品から「貧民教育」に関する論文を書きました。その後大学院では、海外ボランティア(青年海外協力隊)で滞在したバヌアツ共和国における観光開発に関する調査を行い、修士論文を書きました。私は中学校・高校での英語指導や外国での日本語指導という教育活動に長く携わっており、「研究者」の道を歩いてきた訳ではありません。大学院に進学した理由も研究に従事したいという気持ちより、2年間お世話になったバヌアツへの恩返しはできないかという思いからでした。ですから、バヌアツという島嶼国が平和的に経済発展を進めるにあたって日本が協力すべきことは観光開発が最適ではないかと仮説を立て、現地関係者や日本側関係者への聞き取り調査を行いました。今、再び研究のフィールドに戻りましたので、バヌアツを中心とした太平洋州の開発を深く調査・分析しながら何らかの提言としてまとめていけたらいいなと考えているところです。


普段のお仕事とプライベートについて教えてください。

 仕事は主に宮崎大学工学部の国際化(英語教育や留学生支援)全般ですが、国際理解や国際協力の分野でも積極的に活動したいと考えています。個人的には落語が大好きで時間とお金をたくさん使って寄席や独演会に通ったりしています。そのせいか会話したり、人間観察したり、空想したりするのが好きみたいです。


これから研究者・技術者を目指す女性へメッセージをお願いします。

 人間は面白い!そして人間が暮らす世界は広い!色々な世界に飛び出して多くの人々と出会って下さい。しかしながら世界は異質で複雑ですし、平等ではありません。工学はそんな世界の人間の暮らしを豊かにしてくれる可能性に溢れています。宮崎大学工学部で専門性を磨いて国際協力にも貢献できるグローバルな人になってみませんか?