宮崎大学
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学長就任挨拶(平成27年10月2日)

この度学長を拝命しました。その重責に身の引き締まる思いです。精一杯努力しますのでどうぞよろしくお願いいたします。

旧宮崎大学と宮崎医科大学が統合して12年が経ちました。この間、住吉昭信前々学長、菅沼龍夫前学長の素晴らしいリーダーシップによって大学改革が進められて来ました。国立大学の再編・統合、民間的経営手法の導入、第3者による評価がその主な点ですが、本学でもみなさんの努力によって着実に成果があがっています。次年度からは第3期の中期目標・中期計画が始まりますが、大学運営に必要な予算の獲得には、宮崎大学の成果が問われることとなりますので、是非ともみなさんの協力と努力をお願いいたします。私も学長の立場で頑張ってまいります。

今日の大学には機能別分化と個性化が求められています。即ち宮崎大学らしさが求められます。宮崎大学らしさを常に考え具体的に進んで行くことが重要です。大学統合の際に示された本学のスローガン「世界を視野に、地域から始めよう」はまさにこのことを表していると言えます。

これまで農学工学総合研究科博士後期課程、教職大学院、医学獣医学総合研究科などが設置されて、宮崎大学の個性化を進める異分野融合型の特色ある研究と教育そして地域のニーズとの連携が軌道に乗っています。生命科学、環境科学、食の科学、エネルギー科学など本学らしさを示す研究も進み、その成果が発揮されつつあります。

宮崎大学型若手研究リーダー育成モデルは高い外部評価を受けながら進行しています。菅沼龍夫前学長が情熱をもって導入されたこのプロジェクトを成功させる努力が引き続き必要です。

住吉昭信前々学長が力を入れて始められた女性研究者支援モデル育成事業も「菅沼プラン」を経て形を変えながら広がっています。今年度からは新たに女性活躍担当理事を設けましたので、本学機能の全域にわたり女性の活躍が一層推進されるよう期待したいと思います。

COC(Center of Community)の事業も継続的に成果を上げており、この度、その実績を踏まえて、COCプラス事業に採択され、県内の大学等とも連携して更に拡充していきます。大学の果たすべき役割は教育、研究、社会貢献であることは明らかです。特に宮崎大学が高い評価を受けるには地域社会への貢献は不可欠です。医学部附属病院における地域総合医療への取り組みもその表れです。

28年度から始まる地域資源創成学部への期待は並々ならぬものがあります。

思い切りのいい新しい船出になるよう頑張りたいと思います。

学校教育法の改正など、ガバナンスの改革が推し進められており、学長のリーダーシップによる役員会、経営協議会、教育研究評議会などの運営が重要となっています。幸い学内外から極めて優れた方々にこの組織に参画していただきました。充実した実のある議論を尽くして変化すべきは変化しながら、宮崎大学の運営と発展に全力を尽くしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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