宮崎大学
ニュースリリース

第4回宮崎・学生ビジネスプランコンテストを開催

2023年10月11日 掲載

令和5年10月9日(月)、第4回宮崎・学生ビジネスプランコンテスト(主催:UMKテレビ宮崎、宮崎銀行、宮崎大学)を宮崎市民プラザオルブライトホール(宮崎市)にて開催し、コンテスト関係者も含め約250名の方にご来場いただきました。

本コンテストは、平成29年度(2017年度)に初開催して以来、毎年継続して実施しています。令和2年度(2020年度)からは、宮崎県内の高等教育機関に在籍する学生にも門戸を広げる形で「宮崎・学生ビジネスプランコンテスト」と改称し、今回が宮崎大学学生ビジネスプランコンテストを含めると7回目の開催となります。

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△ 写真左から:オカファー アナウンサー(UMK)、河野多恵さん、甲斐翠れんさん、土屋有准教授


決勝プレゼンテーションまでには、ビジネスプラン作成講座やプレゼンテーション力向上講座といった、学生の想像力やチャレンジ精神、自ら考え解決する能力などアントレプレナーシップ醸成のための教育プログラムを主に夏休み期間中に10回以上実施し、宮崎大学をはじめ宮崎公立大学・宮崎産業経営大学・南九州大学から合計(のべ)188名の学生さんに参加いただきました。

その後、一連のプログラムに参加した学生のうち、53名28組がコンテストにエントリーし、書類審査を突破した7組が決勝プレゼンテーションに進むことになりました。決勝プレゼンテーションでは、スマートフォンなどに残る人には見られたくないデータ(デジタル遺産)を自動消去できるアプリを開発して死後のプライバシーを守るプランや日本国内に約500万人いると想定される手掌多汗症に悩む人が少しでも快適に勉学などに集中できる製品を開発するプランなどの社会課題の解決を目指すビジネスプランを提案。最終的に、「ジオバクタープロジェクト ~運ばない電気でoffGRID農業~」を提案した宮崎大学農学部3年の山﨑愛美華さん、平田大空さんのコンビが最高賞となるグランプリに選ばれました。

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山﨑さんは、宮崎県の産業廃棄物の約6割を占める家畜糞尿を燃料に発電を行う「微生物燃料電池」を実用化させ、畜産農家に提供し、装置のレンタル料や処理後の良質な堆肥の販売により収益を得るビジネを考案。この"宮崎発オフグリッド農業"は、微生物が家畜糞尿を分解する際に生じる電子を活用し小規模な装置で発電するため、畜産農家の堆肥処理センターへの運搬負担軽減だけではなく、電力の自給自足(offGRID)を実現させ、サステイナブルな社会にも繋がるものです。決勝プレゼンテーションでは、株式会社ソラシドエア代表取締役社長を含む9名の審査員を前に、実用化までの流れや、実用化後のビジネスプランを説明するとともに、「将来的にはこの運ばない電気で発展途上国の夜に明かりを灯したい」と語っていました。また、審査員からはコストダウンの考え方など実用化に向けた質問が投げかけられました。

今回の宮崎・学生ビジネスプランコンテスの開催にあたって、協賛・サポートをしていただいた20社を超える企業様、審査員を務めていただいた9名の皆様、ご後援いただいた7つの団体様、本学とともに共催いただいたUMKテレビ宮崎様・宮崎銀行様には心より御礼申し上げます。

宮崎大学では、今後も、地域自治体や企業の皆様からのご支援をいただきながら、宮崎県内の高等教育機関に在籍する学生に対する起業家教育と学生の挑戦を後押しすることで、地域社会から必要とされる人材の育成に努めてまいります。

〇グランプリ:(同時受賞:SUNAO製薬賞、宮崎日機装賞)
 宮崎大学農学部応用生物科学科3年 山﨑愛美華さん、平田大空さん
 「ジオバクタープロジェクト ~運ばない電気でoffGRID農業~」

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〇宮崎大学学長賞:
 宮崎大学農学部応用生物科学科3年 山﨑愛美華さん、平田大空さん
 「ジオバクタープロジェクト ~運ばない電気でoffGRID農業~」

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〇You & UMK賞:(同時受賞: SCSKニアショアシステムズ賞、ソラシドエア賞、ハナビヤ賞)
 宮崎大学工学部工学科 情報通信工学系1年 松田涼乃さん
 「"地域密着型ゲーム会社" Gamification Miyazaki ~役立つゲームが地方創生を後押しする~」

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〇宮崎銀行頭取賞:
 宮崎大学地域資源創成学部 1年 土佐涼音さん
 「"404号室" ~デジタル遺産自動消去アプリ~」

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〇審査員特別賞:(同時受賞: 米良電機産業賞)
 宮崎大学工学部 機械知能工学プログラム3年 椎木孝成さん
 「"快適な日常生活を" ~手掌多汗症の人のストレス解消~」

〇審査員特別賞:
 宮崎大学地域資源創成学部1年 志賀雪さん(代表者) 宮崎大学農学部3年 小野遥唯さん(共同提案者) 宮崎大学農学部1年 木村彩花さん(共同提案者)
 「"Sleep learning" ~「ダメだ、眠い」を原動力に~」

〇協賛企業賞
 ドーガン賞
 宮崎大学 農学部4年 中村駿佑さん
 「"クリーン・ナース" ~看護師が働く環境をクリーンに~」

〇ポスターセッション・オーディエンス賞:
 宮崎大学地域資源創成学部3年 加納 達哉さん(代表者) 宮崎大学地域資源創成学部3年渡部 竜弘さん(共同提案者) 九州保健福祉大学薬学部4年 迫口 大晟さん(共同提案者)   宮崎大学工学部2年 高田 開登さん(共同提案者) 宮崎大学工学部3年 星崎 圭亮さん(共同提案者)
「"シンデレラフィット"~あなたに合う靴を~」

〇JA経済連賞:決勝進出者全員に与えられました

〇決勝審査員の皆様(五十音順
 植村 剛直 様(株式会社サザビーリーグ 社長室CVC担当プロジェクトマネージャー)
 児玉 隆洋 氏(株式会社ABCash Technologies ファウンダー)
 髙橋 宏輔 様(株式会社ソラシドエア 代表取締役社長)
 田中 美咲 氏(SOLIT株式会社 代表取締役社長) 
 津野 省吾 様(株式会社ドーガン・ベータ ファンドマネージャー)
 中原 健  氏(GxPartners LLP 代表パートナー)
 福井 俊平 様(Archetype Ventures Managing Partner)
 丸山 聡  氏(StarshotPartners ベンチャーキャピタリスト)
 山口 泰久 様(株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 取締役副社長)

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