宮崎大学
ニュースリリース

ノーベル化学賞受賞者の吉野彰氏が講演  ~ 第30回技術・研究発表交流会を開催 ~

2023年09月25日 掲載

2023年922日(金)、宮崎市民プラザにおいて、第30回技術・研究発表交流会を開催し、県内各地の産学金労官関係者約230名の皆様にご参加いただきました。

本イベントは、宮崎大学研究・産学地域連携推進機構が主催し、宮崎県・(公財)宮崎県産業振興機構・(一社)宮崎県工業会・(株)宮崎銀行・みやぎんベンチャーキャピタル(株)・(株)宮崎太陽銀行・(株)宮崎太陽キャピタルが共催で実施するもので、今回が30回目の節目を迎えました。

今年は、例年同時開催している分析講演会に加えて、東九州メディカルバレーものづくりフェスタおよび宮崎県産業振興機構事業成果報告会も同時開催。宮崎大学の研究を紹介する口頭発表や47点にもおよぶポスター発表が行われたほか、宮崎大学と県内企業との産学連携の共同研究により生まれた製品を紹介するブースなども出展されました。

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△ 産学官連携により生まれた製品などを紹介するブース

また、メインイベントの一つである地域交流講演会では、ノーベル化学賞受賞者である吉野彰氏(旭化成株式会社名誉フェロー)に、「リチウムイオン電池が開く未来社会」と題して基調講演をいただきました。ノーベル化学賞受賞理由として、「現在のモバイル社会実現に大きく貢献したこと」に加え、「持続可能な社会実現への期待」が挙げられていますが、吉野さんご本人も「(リチウムイオン電池の)研究を始めた頃には、いまの様なモバイル社会が来ることなんて想像もできなかった」と科学技術の目覚ましい進歩を振り返りながら、AIをはじめとするさらなる技術革新により、全ての電気自動車が自動運転で走行している未来社会の動画を紹介されていました。

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△ 講演を行う吉野彰 氏

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△ 地域交流講演会の様子

宮崎大学は、2007年度に設置した農学工学総合研究科博士後期課程をはじめ、日本で初めてとなる医学と獣医学が融合した医学獣医学総合研究科(博士課程)を設置しているなど、異分野融合型の研究体制や強固な産学官連携体制があり、近年では医学と工学の融合も進み、宮崎県と大分県で盛んな医療機器産業にも大きく貢献しています。

また、本学は文部科学省事業「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」が採択されているほか、本年5月には「宮崎県デジタル人財育成コンソーシアム」も設立されており、今後も、地域の関係機関や県内企業と密接に連携しながら、本県の産業新興に果敢に取り組んでいます。

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