ニュースリリース
2024年03月08日 掲載
2024年3月5日(火)、宮崎県内の高等学校に在学する1・2年生の女子生徒を対象とした「女子高校生のためのサイエンス体験講座 in 宮崎大学」を開催し、8つのプログラムに115名が参加しました。
本講座は、本学研究者や学生との交流や実験を通じて、理系分野への進路選択支援を主な目的に、県立高校入試の実施日程に合わせて2010年度から毎年開催しています。今年度も県内各地から定員を大幅に上回る157件の申し込みが寄せられ、抽選により参加者を決定。あいにくの雨模様でしたが、総勢115名の女子生徒が本学を訪れ、さまざまな実験・交流を体験しました。
▼各体験プログラムは以下のとおりA:あなたの体温でスマホを充電?!熱エネルギーを活用しよう(工学部 環境・エネルギー工学研究センター 永岡章 准教授)B:遺伝子って何?採って増やしてのぞいてみよう!(医学部 医学科 解剖学講座医学生物学分野 上地珠代 准教授)C:五感と科学で「食」の魅力を解析してみよう(地域資源創成学部 山﨑有美 准教授)D:茶イエンス・カフェ~宮崎の茶を知ろう~(地域資源創成学部 戸敷浩介 教授)E:食品の健康パワーを調べよう!(農学部応用生物科学科 小川健二郎 准教授、横山大悟 助教)F:植物葉に含まれる成分を調べてみよう(農学部応用生物科学科 山本昭洋 准教授)G:理系学生が伝えたい"英語の面白さと楽しみ方"(工学部工学基礎教育センター 川崎典子 准教授)サイエンスまるごと体験会(特別講師:東北大学医学部 本橋ほづみ 教授)
農学部で実施したプログラム「植物葉に含まれる成分を調べてみよう」では、植物の葉のたんぱく質や色素について調べる実験を行い、参加者は普段触れる機会のない器具等で真剣に取り組んでいました。また、24名が参加した「サイエンスまるごと体験会」では、農学部や工学部の研究室見学や本学女子教員等との交流、東北大学大学院医学研究科の本橋ほづみ教授による特別講義など多彩なプログラムを楽しんでいただきました。
参加者からは、「将来の視野を広げるために今回のプログラムに参加したが、実験を通して研究の楽しさが分かった」、「参加したプログラムの内容は自分にとって少し苦手意識のある分野だったけど、今までにない新しい物の見方や考え方を増やすことができた」といった感想が寄せられました。
宮崎大学では、教員における女性比率が20%未満にとどまっていることから、各部局においても女性教員採用の目標値を設定するなどダイバーシティの推進に取り組んでいます。また、工学部では、令和7年度入学選抜(令和6年度実施)の学校推薦型選抜において女子枠を新設するなど、理工系分野への進学を希望する女子生徒の受け入れ・人材育成にも取り組んでいます。今後も学内外関係機関と連携しながら、性別にかかわらず一人ひとりが活躍できる制度・環境づくりを推進します。
△工学部での記念撮影
▼記者会見を実施 :中学生からの理系進路選択支援に力を入れます(2023.5.19 宮崎大学)https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-995.html
▼清花アテナDEI推進室https://www.miyazaki-u.ac.jp/kiyohana/
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