宮崎大学
ニュースリリース

宮崎県内小中学校が修学旅行で宮崎大学を訪問

2020年11月10日 掲載

令和2年11月5日(木)、日向市立大王谷小学校6年生3クラス106名が修学旅行の一環で宮崎大学を訪問した。

新型コロナウィルスの影響で修学旅行を県内で行う小中学校が増えるなか、竹内元准教授(教職大学院)が主担当となり、訪れた小学生が大学生に対して直接質問をして大学生活について学ぶ場を提供するとともに、「仕事の方法」をテーマにしたグループ学習が行われた。 本学教育学部・大学院教育学研究科と日向市商工会議所は、日向市教育委員会と密接に連携しながらキャリア教育を推進しながらその調査結果や成果を県内外に発信することなどを目的として、令和2年6月24日に連携協定を締結したばかりであり、新型コロナウィルスの影響で修学旅行を県内で行う小中学校が増えるなか、同小学校や同市教育委員会からの依頼を受けて、具体的連携事業の一つとして受け入れることとなった。

まず、4、5人に分かれた小学生グループに対して2~3名の大学生がつき、「小学生と大学生の大きな違いはなに?」「大学生の修学旅行はどんなものなの?」など、事前に準備してきた質問の数々を大学生に投げかけて大学生活について学んだあと、図書館や学生食堂などを大学生とともに視察して回った。また、「仕事の方法」と題したグループワークでは、竹内元准教授(教職大学院)が講師を努め、各グループに準備された紙コップ100個をより高く積み上げるためにはどうすれば良いか、仲間と協力をしながら前例にとらわれない形での効率的な改善を目指した取組が行われた。

同校を受け入れるにあたっては、教育学部をはじめとした4学部から52名の学生がアシスタントを務め、思い出に残る修学旅行の実現に一役買った。アシスタントとして参加した富さん(教育学部4年)は「小学生が思っていることと大学生が伝えたいことなどの着眼点が異なることが良くわかった。また、修学旅行を引率する先生や添乗員さんの動きも見ることができて非常に勉強になった」と、将来教師を目指す大学生にとっても貴重な体験となった。

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11月5日はバス7台が集結
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大学生に質問をする小学生

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説明を行う竹内准教授
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試行錯誤しながら取り組む様子


一方、都城市立五十市小学校6年生約130名も本学を訪問。同校については、公益財団法人宮崎市観光協会と連携したプログラムの一環として受け入れ、工学部の吉野賢二教授、永岡章助教並びに太田助教などが講師を務め、快晴日数が全国的にも上位である宮崎県の特性を生かして実施している研究などを中心とした自然エネルギー講座を実施した。

また、小学生はグループに分かれて、準備されたキャンパスマップとコンパスを手に、キャンパス内に設置されている集光型太陽光発電システムなどの自然エネルギー関連研究設備等を見学して回った。

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ビームダウン型集光装置視察の様子
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マップとコンパスを元に大学散策

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集光型太陽光発電システムの説明をする太田助教
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大学散策のヒントを与える吉野教授

宮崎大学では、既に5校の修学旅行を受け入れており、12月までに合計15校の小中学校の修学旅行を受け入れる予定である。地元宮崎県の特色や魅力などを伝えるとともに、キャリア教育の推進なども行いながら、コロナウィルスの影響の中でも対応できるプログラムを提供して、これまで以上に地域に貢献できる大学を目指す。

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