ニュースリリース
2020年11月18日 掲載
令和2年11月 14日(土)、15日(日)の2日間、宮崎大学まちなかキャンパス(宮崎市若草通りアーケード内)において、公開講座「源氏物語」を2日間の集中講義形式で実施し、定員を上回る25名が受講した。
講師を務めた山田利博教授(宮崎大学名誉教授、國學院大學文学部特別専任教授)は、2018年3月に國學院大學に転籍したことを契機に神奈川県に自宅を移したが、多くの受講生から講座継続を望む声に応えて開講しており、本年度で26年目の開催となった。
5月に予定していた前期講座は新型コロナウィルス感染症の影響を受けて講座を開講できなかったものの、山田教授は自宅のある神奈川県から講座を配信するオンライン形式での講義にすることで後期は開催に至った。まちなかキャンパス会場において16名が受講したほか、受講生の各自宅にて9名がオンライン受講した。
講義をする山田教授
今回の講座は、源氏物語のなかでも最も面白いと評される第35巻の「若菜下巻(後半)」について、光源氏の栄華が徐々に崩壊していく原因となったとされる柏木(かしわぎ)について触れながら、当時の背景などについて説明を入れながら解説された。
受講者からは「初めてのオンライン講義で不安だったが、思ったより違和感もなく、楽しく受講することができた。」、「是非、54巻全てが終わるまで受講したい。」などの声が聞かれた。
次回は、令和 3年 5月15日(土)・16日(日)に今回同様にオンライン形式で実施する予定としており、最終的には全54巻を読み終えるまで継続することを目指している。
講義の様子
次回の講義内容「若菜下巻(後半)を読む」は、以下を予定している。
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