宮崎大学
ニュースリリース

金智賢准教授が言語学会賞(新進研究者部門)を受賞

2021年06月28日 掲載

本学の金智賢准教授(多言語多文化教育研究センター)が、2021年言語科学会賞(新進研究者部門)を受賞し、冬季学術大会(オンライン)にて授賞式が令和3223日(火)に開催されました。

本賞は、韓国の「言語科学会(언어과학회)」が言語学分野で優れた業績を挙げた新進研究者を評価し、更なる研究を奨励するために、平成7年に設置した賞です。

今回の賞で評価されたのは、『言語科学研究』第85輯掲載の論文「条件語尾終結文に関する日韓対照研究(原題韓国語)」及び著書『現代日本語と韓国語における条件表現の対照研究語用論的連続性を中心に』(東京:ひつじ書房)など、「条件表現」に関する金准教授の一連の研究業績です。上記論文は、JSPS科研費16H03413の助成を受け、研究分担者として行った研究成果の一部で、著書は、JSPS科研費26370489の助成を受け、研究代表者として3年間行った研究の成果を集大成したものです。この研究では、現代日本語と韓国語の条件表現カテゴリー、即ち、予測条件と前提条件、前提条件と主題、予測条件と継起、継起と理由などの間に見られる語用論的連続性の実態を対照的に分析し、その連続性が日韓両言語でどう異なるかが明らかにされていたことなどの学術的意義が高く評価されました。

また、金准教授は、同年621日(月)、同賞の受賞が宮崎大学の教職員の模範となる業績とみなされたことから学長表彰の対象となり、本学の学長室にて池ノ上克学長から表彰状を授与されました。本学の教職員によるこうした活躍の積み重ねによって、今後、総合大学としての宮崎大学が有する学際的なポテンシャルがいっそう発揮され、本学がより豊かな学術的発展へと導かれ、社会貢献を実現することが期待されます。

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表彰状を授与される金智賢准教授

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前列中央左:金准教授、前列中央右:池ノ上学長

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