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宮崎市のまちづくりにデータを活用 ~ 数理・データサイエンスコンペティションを開催 ~

椅子並んでいる写真

2024年2月29日(木)、宮崎大学330記念会館 コンベンションホールにおいて第3回数理・データサイエンスコンペティションを開催し、関係者を含めて約70名が参加しました。

これは、産学金労官が連携して優秀なデジタル人財を育成することを目的として、2023年5月12日に発足した宮崎県デジタル人財育成コンソーシアムの取り組みの一環として、宮崎大学の数理・データサイエンス部門との共催で実施したもので、教育学部と工学部の3組(8名)がポスター発表形式で審査員を前にプレゼンテーションを実施。工学部学生で構成されたチームは、「宮崎大学生と宮崎市民の災害意識の違い」に焦点を当て、独自に大学生を対象に行って得た500件以上の有効回答を得たアンケート調査を基に、宮崎市が行う地震・津波などの防災対策に対する満足度に宮崎大学生と宮崎市民とでは大きな開きがあることに着目。ロジスティック回帰分析手法を用いて、「宮崎市民の防災対策満足度を高めていくには、各地域の指定避難場所において食料品等を無償で配布することなどが有効」などの提言がなされました。

また、同コンソーシアムの取り組みの一環として、「みやデジ・アカデミー」第1期生として、AI開発や統計入門などのセミナーを受講し、企業でのインターンシップを体験した学生の活動報告も行われ、最後に14名の学生に修了書が授与されました。

宮崎大学では、データサイエンス教育に力を入れており、本学のプログラム「宮崎大学データサイエンス・AI教育プログラム」が文部科学省の「認定教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されています。また、文部科学省・大学教育再生戦略推進費「地域活性化人材育成事業~SPARC~」にも採択されていて、これらの教育プログラム(事業)と、これまで培ってきたノウハウを、県内外の企業や自治体、高等教育機関や高等学校などと連携して水平展開しながら、地域社会に必要とされる人材の育成に努めていくこととしています。

▼宮崎県デジタル人財育成コンソーシアム(2023.5.12)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-993.html

▼文部科学省・大学教育再生戦略推進費「地域活性化人材育成事業~SPARC~」に採(2022.9.13)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/notice-info/sparc.html

▼宮崎大学データサイエンス・AI教育プログラムが「認定教育プログラム」に認定(2022.8.24)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/20220829_03_press.pdf