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女性研究者紹介 詳細

2010/11/16

医学部看護学科小児・母性(助産専攻)看護学講座  永瀬 つや子 先生

愛媛県松山市出身
病院で勤務後に青年海外協力隊助産師隊員としてスリランカの近くのモルディブ共和国で活動、その後ガーナ共和国に協力隊の健康管理の仕事を行い、国際協力、特に母子保健活動の大切さを実感し、大学、大学院に進み、教育の道に入りました。


研究内容について教えてください。


海外での活動で多くの妊産婦や子どもの死に直面し、母子保健の大切さ、特に人が健康に暮らすためには、女性の役割は大切で、元気な子どもが育つためには女性が健康な妊娠・出産・産後を送り、子どもを育てること、家族をつくっていくことが大切です。しかし、多くの国では女性は男性より教育や自立の機会を失われています。特に、世界では多くの女性が望まない妊娠の結果、人工妊娠中絶や繰り返す妊娠により健康を害しています。そこで、望まない妊娠を防ぐための研究や女性の研究、国際保健について研究を行っています。


最近、ハマっていることを教えてください。


wowow契約のおかげで、見たい映画が多くて困っています。特にシリーズものを一気にみると、つながりや隠れたエピソードを発見できるので、おもしろいです。最近で感心しながら見たのは、スターウオーズのエピソード順でした。


これから研究者を目指す女性へメッセージをお願いします。


女性が精力的に研究できる年代と子どもを産み育てる年代は重なりやすいです。出産か研究かと悩むと思います。その時は家族とつくる人生について別の視点で見直してみてください。子どもを生み育てることは大変ですが、新たな発見も多く人類にとって重要な研究に発展することもあります。反対に、女性だから結婚や子育てをする必要もありません。ライフデザインを考え、自分らしい人生を送るためにどう進むかを考えてください。
研究補助者からは、女性の意見ももらっています。
今年の3月に実施した望まない妊娠を予防するためのパネル展です。