宮崎には「わたし」を大切にできる大学があります

女性研究者紹介 詳細

2011/01/17

農学部 獣医学科獣医公衆衛生学講座  谷口 喬子 先生


 鹿児島大学大学院農学研究科を修了後、山梨県の健康食品会社、宮崎県産業支援財団を経て現職です。来年度から宮崎大学大学院医学獣医学総合研究科へ進む予定です。

研究内容について教えてください。


 「人獣由来ヘリコバクター シネジ菌の新しい疫学ツールの開発と病態解明」というテーマで医学部と共同で研究を進めています。
人獣共通感染症の原因菌と考えられるこのシネジ菌について、病原性、侵入経路等の検討や実験動物を用いた感染モデルの作出を行い、最終的にはシネジ菌による感染・発症機序の解明や有効な治療法を確立させることを目標としています。


医学獣医学総合研究科に進学されるとのことですが、今後の目標を教えてください。


 2011年1月末から約1年間、ニューヨーク大学で人獣共通感染症について勉強する予定です。このような機会に恵まれたことをたいへん感謝しています。ニューヨークでは、研究はもちろん、趣味であるマラソンにも力を入れ、年末のニューヨークマラソンに参加したいと思っています。そして一番の目標は、太らないようにする!!です。


これから研究者を目指す女性へメッセージをお願いします。


 友達は私の実験する姿を見て「楽しい?」と聞きます。営業マンの彼女には、地味な作業の裏に隠れている1つのことを追及する研究の面白さがきっと見えないのでしょう。もったいない!!
女性にとっては仕事と家庭の両立がまだまだ難しい世界だと思いますが、この面白さを分かち合える同志が少しでも増えることを期待しています。