宮崎大学
ニュースリリース

地域の魅力・価値・課題について高校生が考える ~「ひむか共創人財育成塾」(ふるさと宮崎創成コース)開催~

2023年08月01日 掲載

令和5年7月31日(月)、高校生を対象とした「ひむか共創人財育成塾」(ふるさと宮崎創成コース)を宮崎県立宮崎南高等学校にて開催し、 28名(6校)が対面形式で受講したほか、オンライン形式でも参加していただきました。(登録者は27145名)

本講座は、令和元年度から宮崎大学が宮崎県教育委員会や宮崎県内の高等学校と連携して開始した講座です。大学教員や地域企業等の関係者が講師を務め、高校生と一緒に地域の魅力や課題について考え、討論することで、大学進学以前の高校生の時から地域の魅力や価値に目を向けてもらうことを目的に行っています。

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△ コーディネーターを務めた中山特別講師

本年度の第1回目となった今回は、齊籐美羽さん(宮崎大学地域資源創成学部3年)が司会を、中山隆さん(宮崎大学学び・学生支援機構地域人材部門特別講師)がコーディネーターを務め、「宮崎の観光の『宝』」と題して実施。域資源創成学部の杉山智行教授と株式会社JTB宮崎支店の大坪泰斗氏が各地の事例を紹介しながら講演した後、参加した高校生同士でグループに分かれて、宮崎県の『宝』『魅力』『価値』を磨き・高めるための取り組みについて意見交換してもらいました。

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△ 会場の様子

参加した宮崎日本大学高等学校3年の湯地海斗(ゆじ かいと)さんは、新型コロナウイルスの影響を受けて修学旅行先が大阪府から宮崎県日南市に変更になった時のことを振り返りながら、「最初はがっかりしたが、合唱部がスギに囲まれた美しい場所で歌っている様子は感動的だった」、「今回、色んな高校の人と意見交換することで自分の住む宮崎県の魅力を更に良く知る機会になった」と充実した様子でした。

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△ 講師を務めた杉山教授(宮崎大学地域資源創成学部)

講師を務めた杉山教授は、「高校生のうちから自分の住む地域の魅力を認識してもらうことが重要。講座を通じての地域にも観光資源にあふれていることを気づいてもらえたと思う。観光には多様性が重要でいろんな人と意見交換をすることで、自分にないアイデアを得ることができる。たくさんの人と話してもらいたい」と高校生に訴えかけました。。

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△ 講師を務めた大坪氏(JTB宮崎支店)

昨今は、全国的に人口減少・少子高齢化を背景に様々な課題が山積し、持続可能なまちづくりが困難になった地域が増大していて、本県においても深刻な人口減少・少子高齢化による様々な課題が生じることが予想されています。このような地域が抱える様々な課題を解決し、地域資源を活用して新たな価値を生み出す企画力と実践力をもった人材を育成するために、宮崎大学では地域資源創成学部や学び・学生支援機構地域人材部門を中心として県内の高校教育現場にも貢献していくこととしています。

なお、第2回目は、916日(土)に宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校を会場に、「地域商社がみせる地域の『魅力』」と題して、宮崎大学地域資源創成学部の根岸裕孝教授と奥霧島地域商社ツナガルたかはる株式会社社長の温谷禎康氏が講師を務める予定。また、第3回目は107日(土)に宮崎県立高鍋高等学校を会場に、「地域で創り出す新たな『価値』」と題して、宮崎大学地域資源創成学部の橋口正嗣准教授と松浦牧場の松浦ちひろ氏、ケンコー食品工業株式会社社長の吉田努氏が講師を務める予定となっています。

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