宮崎大学
ニュースリリース

工学部環境ロボティクス学科学生43人が宮崎日機装工場を見学

2022年07月07日 掲載

令和476日(水)、工学部3年生43人が、宮崎日機装株式会社(宮崎市高岡町、長門祥一代表取締役社長)の工場を訪問見学しました。

宮崎日機装株式会社は、創業60年以上の歴史を持ち独創的な製品と技術で世界に貢献し続ける日機装株式会社の100%子会社として、宮崎で本格的な物づくりを展開し、新たな歴史を作るために設立された新しい会社です。特に、飛行機が着陸する際のエンジンの逆噴射時に重要な役割を持つカスケードについては、世界を飛び交う民間航空機の9割以上のシェアを持っています。さらに、サッカーコート17面分の事業所敷地の中に新たに血液回路工場建設を検討中で、血液透析装置をはじめとする医療機器分野でも大きな成長が期待されています。

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写真出典:宮崎日機装株式会社HPより

今回の訪問見学は、本学の強みである分野を超えた医工連携の知識・技術を学ぶことを目的とした工学部専門科目「人工臓器学・医療機器概論」の一環で実施されたものです。新型コロナウィルス感染症の影響で学外での活動を控えてきましたが、ひさしぶりの学外での活動に、学生も興味を持ち、時間が無くなるまで質問をしていて、参加した学生にとって、とても有意義な時間となりました。

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△ 写真:会社概要の説明を受ける様子

工場見学を実施するにあたり、快くお引き受けいただいた宮崎日機装株式会社の皆様には、心より感謝申し上げます。また、工場見学をご支援いただきました宮崎県臨床工学技士会様や工学部同窓会様にも併せて感謝申し上げます。

宮崎大学では、今後も地域の自治体、企業、NPO団体等の皆様方と連携を深めながら、社会から必要とされる人材の育成に取り組んでまいります。



▼ 工学部専門科目
「人工臓器学・医療機器概論」;
 環境ロボティクス学科が新設された2012年度から九州保健福祉大学臨床工学科の協力を得て新設した科目。その後、宮崎県臨床工学技士会のご協力のもと、各専門家の臨床工学技士を非常勤講師として招いて、人工透析装置、人工心肺装置、義足・義手、人工呼吸器などの臓器の代わりとなる機器、内視鏡、カテーテルなど手術で使用する医療機器の原理、構造を学ぶことができる内容となっています。過去には、本講義をきっかけに、臨床工学技士や医療機器開発の道を目指した卒業生も出てきています。


宮崎大学と宮崎日機装株式会社が連携協定を締結(20161128日)
  https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/news/activity_report/5083


空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」(20畳用2台)を寄贈
  https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/aeropure.html


日機装、宮崎大が深紫外線LED照射による新型コロナウイルス変異株の不活化を確認
(日本経済新聞:20210405日)
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP607959_V00C21A4000000/

▼ 宮崎県臨床工学技士会の小林市立病院 臨床工学室長様からのコメント
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