共同利用施設としての目的と意義

宮崎県は、肉用牛の飼養頭数が全国第3位、養豚・養鶏もトップクラス、県民人口当たりの家畜飼養頭数では全国1位となる国内有数の畜産県です。平成19年、24年に行われた全国和牛能力共進会では、連続して日本一の評価を受ける栄冠に輝きました。当県で生産された牛は、全国各地のブランド牛肥育素牛として出荷され、世界でも有名な「和牛」の生産・改良に大きく貢献しています。

宮崎大学農学部には、 この国内最高峰の畜産基地を形成するに当たり、長年にわたり教育・研究面でのリーダーシップを発揮してきた実績があります。家畜生産に関する研究が盛んであり、肉質の遺伝子・超音波診断、産業動物の感染症診断、畜産物の高付加価値化につながる資源循環型生産技術等、国内トップとなる研究が数多く行われています。また、上述した以外にも畜産・草地に関する様々な教育・研究を行ってきており、県内のみならず国内外各地の現場で活躍する多数の人材を輩出してきました。

その中で、昭和5年の開設以来、一貫して家畜生産現場の教育を担ってきたのが当牧場です。住吉フィールドには、家畜生産に関する高度の資源と生産技術を生かした人材育成のノウハウが蓄積されており、教育施設として十分な基盤を有しています。当フィールドを全国の学生・社会人の皆様に有効活用して頂き、家畜生産を通じて「食」と「農」の安全を確保する人材を養成するとともに、充実した教育環境を活用して「食」・「農」・「環境」・「命」に関する教育を行う必要性があります。

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ポンチ絵

さらに近年では、下記の様な点において、共同教育利用施設としての要望が増えています。
「食」と「農」のリスク管理技術者養成
産業動物獣医師養成
畜産実践指導者養成
環境に配慮した資源循環型畜産技術者の養成
実践的畜産経営と家畜福祉の両立