工学部・工学研究科での自主的なキャリア形成学習・活動を支援します

SCEプログラムの目的は?

 工学部では、文部科学省 平成21年度大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムに選定採択され、平成21~23年度に「自主を促す工学技術者キャリア教育」プログラムに取り組んできました。自主を促す工学技術者キャリア教育プログラムの英語訳 Self-motivating Career Education Program for Students of Faculty of Engineering in University of Miyazakiの頭文字から、SCEプログラムと略称します。

 このプログラムの目的は、 「学生が自らの学習目標を設定し、自主的に学ぶ意欲を育て、体験を通して工学技術的センスを磨き、技術者としての幅広い知識と社会性を持ち、将来は社会で中心的な役割を担う高度専門技術者へと育つことを支援するキャリア教育を実現する」ことです。

SCEプログラムの目的

 SCEプログラムは平成24年度以降も継続実施して、学生の皆さんの自主的なキャリア形成を支援する予定です。大学の正課授業での専門知識・技術の修得に加えて、正課外でのキャリア形成学習・活動に積極的に参加して自分を磨き、社会人・企業人として活躍できるキャリア能力開発をされることを期待します。

SCEプログラムで工学部教育をどう変えるか?

 工学部では各学科で日本工学技術者認定機構の技術者教育プログラム(JABEE教育プログラム)を実施し、教育の質の保証を担保した正規授業中心の技術者育成のための教育を行っています。教員による授業内容方法の改善も継続的に進め、よりよい教育を目指しています。工学部・工学研究科の教育目標は「高度専門職業人の養成」であり、工学技術者になるための専門知識・技術教育共に、企業で活躍できるキャリア能力教育の展開も重要です。

 このため、SCEプログラムでは、学生の皆さんが進学や就職に繋がる自主的なキャリア形成学習・活動に取り組める支援を行います。工学部で何を学んで将来どのようなことに生かすかというキャリアプランを学生の皆さんにしっかりと持ってもらい、目標に向かい自主自立してキャリアディベロップの学習が継続できるように、キャリア教育のシステムを整え、自主キャリア学習・活動を促す取り組みを実施します。

 “習う”から“自ら学ぶ”への学習への意識変化が、積極的なキャリア形成学習にもっとも大事だと思います。意識を“チェンジ”して、SCEプログラムで行われる取組を大いに活用してください。

SCEプログラムで工学部教育をどう変えるか?

SCEプログラムの特徴は?

  1. 工学部で開発した独自の「キャリア支援システム」として、(1)キャリアプランシート、(2)履修カルテおよび(3)キャリア・ディベロップメント証明書発行のシステムを構築し、自分の学習目標やキャリア形成目標を定めて、自主学習・活動が行えるようにしています。
  2. 主体的・自主的に課外授業・課外活動に参加できる取組を正課外での講座や実習・実験などで複数用意しています。
  3. 正課授業での履修成績は大学の「成績証明書」で証明し、自主的なキャリア形成学習・活動の成果は「キャリア・ディベロップメント証明書」で証明しますので、大学院進学や就職活動に際して大学時代に行ったすべての成果をまとめて示すことが可能になります。
  4. 工学部1~4年生と工学研究科修士課程学生の両方がSCEプログラムの対象者です。キャリア・ディベロップメント証明書発行のシステムに記録された学生のキャリア形成学習記録は、大学院に引き継がれ、修士課程のキャリア形成記録を加えたキャリア・ディベロップメント証明書を発行します。
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