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支援・配慮の流れ(入学決定後)

 

1. 支援の申請

入学が決定したら、様式「修学上の困難に対する特別な配慮・支援の申請」を提出してもらいます。
提出された後、速やかに合格後相談を開催します。
また、学期途中に支援や配慮を受ける必要が出てきた場合にも申請をすることができます。

記入いただき、参考となる書類(障害者手帳、診断書、心理検査の結果等)を添付して下さい。

2. 合理的配慮相談会

入学生(必要に応じて保護者、出身学校関係者)に大学へお越しいただき、学部・基礎教育のクラス担任等、障がい学生支援室の修学支援に関わる教職員で相談の機会を設け、障がいの内容とニーズを確認し、修学上必要な配慮や支援について事前に話し合いを行います。

合格発表後から講義開始までの期間が短いと、講義開始までに必要な配慮や支援が間に合わない場合もありますので、可能な限り早い段階で相談の申請を行ってください。

必要に応じ、高等学校の担任の先生、主治医等の意見を聞くこともあります。

相談会での聞き取り事項(例)

  • 障がいについての理解及び要望確認
  • 名前と障がいの公表についての意向確認
  • 高校でとられていた特別措置
  • 修学上の特別措置や配慮事項に関する本人の要望
  • 介助者・支援者の手配について など

3. 在学中の支援内容

(1) 入学時の支援

合格後に提出いただく配慮願いに基づき内容を決定します。
入学式、オリエンテーション時にも支援・配慮をすることができます。

入学式における支援(例)

  • 座席の確保
  • 移動支援
  • パソコン要約筆記による情報支援(スクリーン投影)

オリエンテーション等における支援(例)

  • 座席の確保
  • 移動支援
  • 視覚障害学生や聴覚障害学生等に対する情報支援

(2) 修学支援

「配慮願い」の送付

学生本人が希望する場合に、配慮事項を記載した「配慮願い」を授業担当教員へ配布します。
この「配慮願い」により、授業担当の教員が配慮の必要な学生が受講していることを把握できます。また、「配慮願い」の記載事項については、定期的に見直し、変更があればその都度配布します。
また、具体的な支援の内容が明らかでない場合は、配慮や支援が必要となる可能性だけ「配慮願い」で通知し、授業を受ける中で具体的な支援の内容を調整していきます。

支援・配慮の実施

「配慮願い」に基づき、教員の配慮や情報保障などの「授業中の支援」、拡大や点訳などの「教材支援」、対面朗読などの「学習支援」、移動介助などの「学内生活支援」等の支援を実施します。大学内のバリアフリーも優先順位の高い箇所から推進しています。

支援・配慮内容の調整

障がい学生支援室や、クラス担任等で定期的な面談をおこない、授業期間中、困難が生じた場合は、関係者で協議を行い、適切な方法を検討し調整します。

期末試験等の特別措置

入学試験同様に、試験時間の延長、別室受験、支援機器の利用等について検討します。
また、レポート課題の提出に困難のある学生について、締切の延長等について、クラス担任・授業担当教員と検討を行います。

支援・配慮の評価

定期試験終了後、次学期以降の本人に対する修学支援に役立てるため、面談を行います。その結果を次学期の配慮願いに反映させていきます。

修学上の配慮の実績(例)

  • 重要事項の文字化・文書での伝達
  • レポート課題等の提出期限延長
  • 服薬忘れ時の途中退室
  • 板書のデジカメ等での撮影
  • 講義内容のレジュメの事前配布
  • 講義内容のICレコーダー等での録音
  • 特性机の使用
  • 介助員の配置
  • ノイズキャンセリングヘッドホンの使用