2022.12.05 掲載
令和4年12月2日(金)、獣医学科6年の久永草太さんが國武学部長を訪れ、歌壇賞の受賞を報告しました。
短歌の新人賞として名高い歌壇賞(主催:本阿弥書店)への挑戦は今回が4度目で、受賞となった「彼岸へ」30首は、実験動物への挽歌一連であるとともに、久永さんが獣医学生として過ごした6年間の集大成となっています。
久永さんは高校時代に作歌を始め、在学時には牧水・短歌甲子園(主催:宮崎県日向市)に強豪校のメンバーとして出場。大学では宮崎大学短歌会や歌誌「心の花」に所属し、活動の場をさらに広げていきました。公募や新人賞での入賞実績も多く、また今年初めには短歌の大型イベント「ニシタチ歌集化プロジェクト」を手がけ、成功を収めました。
久永さんはこの度の受賞を振り返り、「獣医という特徴的な歌材にチャレンジしたことが評価されたのではないか」と喜びを語りました。また「短歌県宮崎を盛り上げる人材になりたい」とし、今後も地元での活動を続けていくとのことです。
國武学部長からは「高校の頃から自然や動物に触れるなかで、言葉が育まれたのだと思います。(卒業後の)仕事のなかでまた新しい言葉が生まれてくるのではないか」と大いに期待を寄せられました。
久永さんの受賞作は来年1月発売の雑誌「歌壇」2023年2月号(本阿弥書店)に掲載される予定です。
「ニシタチ歌集化プロジェクト」の記事はこちら▼
https://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20220328-OYTNT50078/