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宮崎大学「ブルーベリー茎葉抽出成分の新型コロナウイルス不活化効果」 研究チームが宮崎日日新聞賞(科学賞)を受賞しました

令和31022日(金)、第57回宮崎日日新聞賞の贈呈式が実施され、宮崎大学「ブルーベリー茎葉抽出成分の新型コロナウイルス不活化効果」研究チーム(代表:フロンティア科学総合研究センター・森下和広特別教授)が科学賞を受賞しました。

農学部からは國武久登教授(農学部長 / 応用生物環境学科)と岡林環樹教授(獣医学科)が同研究チームの主要メンバーとして参加されています。

 宮崎大学では、宮崎県地域結集型共同研究事業「食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出」(2004年~2008年)以来、十数年にわたる基礎研究の成果として、ブルーベリー茎・葉から抽出した成分に、成人T細胞白血病やC型肝炎を引き起こすウイルスの増殖を抑制する作用があることを見出してきました。

 この度、同研究チームは、これまでの研究の延長として、宮崎大学で育成されたブルーベリー品種「くにさと35号」の茎葉から抽出した成分中の新型コロナウイルスに対する効果を調べた結果、特定成分を豊富に含む粗精製分画に、強い抗ウイルス効果があることを突き止め、実用化への成果をまとめられました(特許出願中)。

 このように県内の素材を用いた基礎的研究の成果から身近な食品などへの応用が期待できること、ならびに医学部・工学部・農学部といった学内横断的な取り組みで新型コロナウイルス不活化効果を確認した点などが評価され、今回の受賞につながりました。

特別チームの主な構成員は以下のとおり

・森下 和広(フロンティア科学総合研究センター特別教授) 

・國武 久登(農学部長 / 農学部教授)

・岡林 環樹(農学部教授)

・菅本 和寛(工学部准教授)

・荒武 尚 (産学・地域連携センター准教授)

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