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2025.05.30

~うんこからエネルギーを~ 微生物の力で、排泄物から電気をつくる「うんこ電池」

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5月26日(月)、宮崎大学発のベンチャー企業「株式会社うんこ電池」の代表取締役山﨑愛美華さん(宮崎大学大学院農学研究科1年 応用生命化学コース)が國武久登農学部長へ表敬訪問を行いました。

山﨑さんは、令和6年に開催された第20回キャンパスベンチャーグランプリで日刊工業新聞社賞を受賞し、本学農学部 井上謙吾准教授の研究シーズを活用した家畜糞尿を利用した微生物燃料電池の装置を普及・提供し、送電線(グリッド)に頼らない「オフグリッド」な農業を可能にするためのビジネスプランを考案しました。

この賞をきっかけに、令和7年度5月宮崎大学発のベンチャー企業「株式会社うんこ電池」を立ち上げ、本ベンチャー企業の技術顧問である井上謙吾准教授のご指導の下、科学教材、国内産初の実験キット開発、探究学習支援など活動や研究に本格的に取り組んでいます。

世界中であらゆる紛争が巻き起こる中、被災地や貧困地域でも数多く問題とされている水やトイレ。人間や動物などが生きていく上で綺麗な水と、排泄は欠かせないものです。

山﨑さんは現在、修士課程の研究にて災害用ポータブルうんこ電池トイレの開発に力を入れ、汚水を綺麗な水に循環、処理残渣を栄養たっぷりの肥料にして農業に役立て、貯まった電気でトイレや流水音を流すなど、誰もがエネルギーの生産者になれる世界を目指します。

今できること、今ある技術をどう生かすか。今後は様々な場所で講義や防災教育を行い、「うんこ電池」について、年齢問わず国境を越えて様々な人に伝えていきたいと今後の展望についてお話されました。

20回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会:

https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/student-info/20-2.html

ポスターPDF:コチラ

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△左から:國武学部長、山﨑さん、若杉さん