2025.08.18
令和7年度宮崎県立看護大学生(1年生):延岡フィールドでの宿泊型実習「基礎自然科学Ⅰ」を開催しました
延岡フィールドでは他大学の学生の皆さんを受けいれ、実習などの教育カリキュラムの実施、人材育成に取り組んでいます。
2025年7月19日~20日の2日間、宮崎県立看護大学の1年生を対象に宿泊型実習「基礎自然科学I」を実施しました。
はじめに、看護大学生の皆さんは、延岡フィールドのセンター長である内田勝久教授による生き物の進化や生理学に関する講義を受講しました。海の生き物や生き物全体の体の仕組みを理解した上で、ウニを用いた受精と発達に関する観察を行い、顕微鏡下で繰り広げられる命の営みに驚いていました。
次に、シリンジを用いてヤマメの採血・解剖を行うことで魚の体の仕組みを理解し、ヒトとの構造の違いについて学びました。また実験所付近で採取した牡蠣殻に潜む様々な生物を観察、分類し海の多様性を実感していました。
県立看護大学の1年生の皆さんは、延岡フィールドで一堂に介しながら寝食を共にしました。実験観察だけでなく、朝食のカレーを作ったり、夜はバーベキューを皆さんで準備したりと、本宿泊型のフィールド実習を通して、友好を深める絶好の機会にもなりました。
このように、延岡フィールドでは実際に見て、触って、食べて、五感を通して海の生物を体感できる実習を、他大学の学生にも提供し、地域貢献を行っています。
△延岡フィールド(水産実験所)について説明する内田勝久 教授
△ウニの受精実験を行う学生の皆さん
△牡蠣殻をむしり、そこに潜む海の生き物を探します。