2025.10.20
~岩手県・大船渡市発生した大規模山林火災から8ヶ月~篠原慶規 准教授が現地で調査を行いました
2025年2月26日、岩手県大船渡市で大規模な山林火災「大船渡市山林火災(おおふなとしさんりんかさい)」が発生しました。4月7日に鎮火が宣言され、焼失面積は2025年10月時点で3400 haにのぼり、平成以降日本最大規模の山林火災となりました。
農学部 森林環境持続性科学領域の篠原 准教授は、これまで土砂災害や森林科学など様々な研究活動を行っており、今回被害を受けた長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」の沿道の樹木について倒木の危険性があるかどうかの調査を地域の方々と開始しました。
現地では、火災で幹の一部が焼けた木がたくさん存在しており、これらの樹木の一部は、葉っぱが青々していてもこれから徐々に枯死して倒木の可能性があります。
10月15日、官民学が連携して綾里崎(大船渡市)のトレイルルートに、木の幹や長さを計測する機器である「デンドロメーター」と呼ばれる装置を設置し、木の幹にワイヤーと計測機器を取り付け、幹の長さの変化から成長の度合いを確認しました。調査の模様がIBC岩手放送で紹介されました。
トレイル(自然歩道)の安全を確保するために、これから長期間に渡ってモニタリングしていく予定です。
△山林火災で焼失した樹木
IBC岩手放送HP:
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