日本学生支援機構(JASSO)による学生の短期海外派遣事業(韓国)について

海洋生物環境学科では、令和7年度 JASSO(日本学生支援機構)支援による学生の海外派遣プログラム「学士-修士一貫型グローバルな海洋科学技術者育成プログラム」を12月4日から12月11日にかけて実施しました。
本プログラムにより、学部学生と修士学生からなる10名を国際交流協定締結予定である慶尚大學に派遣しました。また農学工学総合研究科より1名の博士課程の学生も本プログラムに参加しました。
プログラムでは、これまで交流を重ねてきた国際交流協定校である釜慶大學と合同で3大学学術ジョントシンポジウムを開催し、日韓両大学の学生がそれぞれの研究内容を英語で発表し、ディスカッションを行いました。英語での発表が初めてという学生も多く、前日は「発表は何回もしたことはあるが、外国語を使っての発表はしたことがないので不安でいっぱい」「質問に対しての回答をもう少し考えないといけない」など緊張している学生もいたようですが、当日は堂々と発表を行っていました。

△口頭発表の様子
△シンポジウム当日集合写真
ポスター発表でも、韓国の学生からの質問に対して英語で回答し、意見交換がなされました。英語で研究内容を説明することが難しかったと悔しい表情を見せる学生もいましたが、今回の経験を通して自らの課題を実感したと話していました。

△ポスター発表の様子
また、現地では、フィールドトリップとして大学の施設やチャガルチ市場、釜山の水産海洋に関する施設を見学し、韓国ならではの水産発酵食品などの食文化にも触れる機会がありました。フィールドトリップの際には、英語や韓国語を使用して現地の方とのコミュニケーションをとり、国際的な交流を深める有意義な時間となりました。
↑チャガルチ市場見学の様子
派遣プログラム帯同教員:田岡洋介、内田勝久、引間順一、和田葉子