【開催レポート】日南学園中学校 宮崎大学訪問プログラム

 2025年11月20日(木)、宮崎大学木花キャンパスにて、「日南学園中学校 宮崎大学訪問プログラム」が開催されました。

 日南学園中学校の3年生42名が宮崎大学を訪問し、化学実験やプログラミングを体験しました。大学の学びに触れることで、将来の進路選択に向けた視野を広げることのできる充実した一日となったのではないでしょうか。

イベント内容

 午前は、菅本先生による化学実験の体験講座が行われました。

 マローブルー色素のpH変化を活用した実験では、白い個体に花から抽出した色素を入れた際の色の変化を見た生徒から、驚きの声や歓声が上がりました。また、CD-Rを利用した分光器作りやブラックライトを使用した実験では、光と色の仕組みや変化を実際に見て確認することで、化学の面白さを実感できているようでした。

 午後は、宮崎大学工学部技術センターによる、ラズベリーパイを使ったプログラミング体験講座が行われました。「ラズベリーパイ」とは、教育用に開発された小型コンピュータで、パソコン操作やプログラミングを気軽に学べる機材です。

 生徒たちは1人1台ずつラズベリーパイを使用し、基本的なコードの入力や温度・湿度を利用した処理、LEDの点灯処理などを体験しました。難しい場面でも、スタッフに質問したり生徒同士で教え合ったりしながら諦めずに取り組み、課題を達成した生徒の喜ぶ姿が見られました。また、「もっと点滅速度を速くしてみよう!」など楽しみながら挑戦する姿が印象的でした。

おわりに

 今回の体験を通じて、生徒たちには理系進路の魅力や、学ぶことの面白さを実感していただけたことかと思います。 宮崎大学工学部「集まれ!宮崎アマテラスガールズプロジェクト」は、これからも大学での学びや大学生活、理系の魅力に触れて興味を深められる場づくりを進めてまいります。

 ご参加いただいた日南学園中学校の皆さま、そしてご協力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。