多様な多様な経験から広がるエンジニアの道

鈴木 まゆ (すずき まゆ) さん
就職先:株式会社村田製作所
専攻プログラム:環境ロボティクス学科・工学専攻
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在学時のエピソードを教えてください。
学部時代は電気・機械・情報・化学の4分野を広く学び、その中から電気系の研究室に進みました。実際に手を動かしてみる実習が多くあり、学科メンバーと話し合いながら進める授業はとても楽しかったです。学科メンバーで授業の後に遊びに行ったり、試験前には勉強会を行ったりしたことも懐かしい思い出です。
大学での授業以外では、塾講師のアルバイト・留学生に日本語を教えるボランティア・小学生に楽器を教えるボランティアなど”教える/伝える”という経験を多く積みました。研究以外の活動を通して色々な分野の方との繋がりを増やしていきました。様々な文化・価値観を持った方と関わる中で自分自身の視野も広くなったため、とても良い経験だったと思います。現在の職場ではどのように働いていますか?
DCDCコンバータという製品の設計に携わっています。身の回りの電気機器に入っているパーツは適切な電圧をかけてあげなければ上手く動作しなかったり、壊れてしまったりします。DCDCコンバータは入ってきた電圧をそれぞれパーツにあった適切な電圧に変換するものであり、身の回りの多くの電子機器に隠れています。
“電子機器の中身”のため日常生活で皆さんの目に触れることはほとんどない製品ですが、世界中の人々の快適な暮らしを支えるやりがいのある仕事です。
製品の設計者は、どのような製品にするかというところから始まり、製品の量産、量産後の不具合対応まで幅広く行います。大変なこともありますが多くの人と協力しながら楽しく働いています。今後の目標を教えてください。
DCDCコンバータの設計者として高性能・高品質な製品をお客様に届けていきたいと思っています。そのためには、設計部門以外にも企画・営業・品質保証・製造工業など多くの部門の方と協力しながら仕事をスピーディーに進めていかなければいけません。製品の設計開発は1人では決してできないことなので、「あなたがいると仕事がスムーズに進む」と言っていただけるような”人と人を繋ぐエンジニア”になりたいと思います。
また、一人のエンジニアとして、工学系の魅力・エンジニアの魅力・電子部品メーカの魅力をより多くの人に伝える活動も積極的に行っていきたいです。