宮崎大学キャリアマネジメント推進機構 - テニュアトラック推進室

宮崎大学型若手研究リーダー育成モデル

事業概要

テニュアトラック推進室の事業概要

宮崎⼤学におけるこれからのテニュアトラック制度(提言)

テニュアトラック推進室運営委員会委員⻑(水光理事)から、池ノ上学⻑へ表記についての提言を行いました(2021年4月8日)。

提⾔︓これまでの成果を踏まえテニュアトラック制度を維持する。  
    提言書(学内からのみアクセス可能)

宮崎⼤学の第4 期中期⽬標計画にかかわるこれからのテニュアトラック制度のあり⽅について、テニュアトラック推進室運営委員会で議論を⾏ってきました。この中で、学部の意⾒は運営委員である推進室コーディネーターを通じてお伺いし、さらにテニュアトラック制度を経験した教員についてもアンケートを実施しました。これらにより、運営委員会として宮崎⼤学におけるこれからのテニュアトラック制度をどのようにすれば良いかについて上記の提⾔を行いました。

宮崎大学のテニュアトラック事業

テニュアトラック推進室は各学部の基盤的で重点的な教育研究分野においてリーダーとなる若手人材を採用し育成していく組織です。宮崎大学では第3期中期目標計画期間に毎年複数名のテニュアトラック制による若手教員採用を行います。そのためテニュアトラック推進室と各学部との協議会を開催し学長(室長)を始めとする執行部が、当該学部の学部長と協議して毎年度の採用計画を立てることとしています。宮崎大学は今後もテニュアトラック推進室に将来有望な若手研究者を採用し、5年のテニュアトラック期間に「研究教育能力」、「外部資金獲得能力」、「リーダーシップ」、「国際性」などを向上させ、本学の将来を担うリーダーを育成していく方針です。

テニュアトラック推進室に所属する教員は着任3年目に中間評価を受け、5年目にテニュア審査を受けることになっています。テニュア審査においてテニュアの資格ありと認められた場合は、関連する部局でテニュア職に就くことになっています。テニュアトラック教員が5年目に受けるテニュア審査での審査基準は次の通りです。

教員資格審査基準(学内からのみアクセスできます。)

これからのテニュアトラック制を考える上で。。。
    将来構想に関わる資料(研究業績など)  FEB2021 1.5MB 学内限定です
    JST事後評価結果 「S」判定

宮崎大学におけるテニュアトラック制(下記資料も学内からのみアクセス可能です) 
概要(FEB2020)  
2020年2月の外部評価資料
外部評価結果 
2020年JST事後評価報告書

解説:テニュアトラック制
テニュアトラック制とは 教育研究組織の活性化を図るため、公正で透明性の高い選抜により採用された若手研究者が、任期付の雇用形態で自立した研究者として一定の経験を積んだ後で、厳正な審査を経てテニュア教員として採用されるキャリアパスシステム。
テニュアトラック教員とは テニュアトラック制の下に採用され、トラック期間にある教員。
テニュア職(テニュアポスト)とは 機関において、任期の定めがない職、または、任期の定めがあっても再任回数の限度がない常勤の職。

組織名称変更

2020年1月より名称が
テニュアトラック推進機構 から
キャリアマネジメント推進機構 テニュアトラック推進室
に変更になりました。

テニュアトラック制度へのアンケート 報告書

先日皆様にご協力頂きました本学のテニュアトラック制度やテニュアトラック推進機構に関するアンケート結果がまとまりましたので、ここに報告致します。皆様のご協力大変有り難うございました。今後とも、機構の運営についてはご協力の程、なにとぞよろしくお願いいたします。

調査結果報告書 概要

調査結果報告書 本文(18頁)

以下に、概要のみ掲載しておきます。

テニュアトラック推進機構へのアンケート調査結果 概要    平成31年6月4日

テニュアトラック推進機構
機構長 池ノ上 克

本学のテニュアトラック(TT)制度は、2009年の旧IR推進機構の設置に端を発し、それを継承しているテニュトラック(TT)推進機構が発展的に進めています。TT推進機構も、既に2017年には4名、2018年には1名、2019年には更に2名の教員を学部に配置しています。さらにこれからも継続して毎年複数名の教員を公募採用することになっています。そこで今回、このTT制度が本学にどのように定着し、学部等の皆様にご理解・ご活用頂いているのかなど、本学全教職員に対してアンケート調査を実施しました。その結果、皆様のご協力を頂き、270件の回答を得る事ができましたので、ここにその結果の概要をお知らせいたします。この結果が、今後のTT制度の運用の改善に強く結びつけられる事になるものと期待しています。なお詳細については、「テニュアトラック推進機構へのアンケート調査結果報告書」をご覧頂ければと思います。またアンケート実施に関しては、運営委員会委員の皆様、情報基盤センターを始め、学内の多数の方々のご協力を頂きました。ここに改めてお礼申し上げます。

回答を分析したところ、TT制度やTT推進機構についても肯定的な回答を得る事ができたものと考えられます。特に、TT教員が期間中に顕著な研究業績を残し、テニュア職についたあとも学部や大学を活性化するという大きな期待を持たれていることが分かり、この制度をこれからも続けていくことに自信を持つ事ができました。また、教員ポストを学部で準備して頂いていますが、これは5年後のことでTT期間は学長管理定員を活用しています。学部の先生方にとってその間業務の負担が増えるなどの御意見を多く頂きましたがそのようなことはないと思われ、むしろこの5年間はプラスの効果をもたらすものと考えています。5年先の分野を想定して人事を考える事ができるという観点を持てば、現時点での分野ではなく、将来の学科の新しい分野を想定することも可能です。この分野が、全学の重点研究分野であれば一層効果が期待されます。大学としても重点研究分野の強化に繋がれば極めて有意義ですし、学部がこのTTポストを、将来構想を策定する中でご活用頂ければ、まさに大きな学部改革にも繋げることができると考えられます。

ただ、アンケートに回答頂いた方があまり多くないと言う結果や、誤解に基づいたようなご意見も多く見られ、TT推進機構の状況を全学の皆様にもっと知って頂くよう努める必要性が強く感じられる結果となりました。この点については、運営委員会を中心にこれから鋭意検討し改善して行きたいと考えています。全学の皆様の引きつづきのご協力を何卒よろしくお願いいたします。

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