宮崎大学
ニュースリリース

第86回 宮崎大学イブニングセミナーを一般公開

2023年02月24日 掲載

2023年220日(月)、第86回目となる宮崎大学イブニングセミナーを、Zoomを利用したオンライン形式で開催し、一般の方や中学生・高校生84名が参加しました。

本セミナーは、本学各部局に在籍する研究者が、各分野での研究内容やその研究成果等を理解し、協働した教育・研究等を実施する契機とするとともに、地域の皆様と 本学の知的資源を共有し、地域社会との連携を一層深めることを目的に実施するもので、20043月に第1回目が開催されていて、今年は18年目を迎えます。

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△ オンライン上で司会を務める武谷立教授(医学部)

今回は、宮崎大学が文部科学省による「第4期中期目標期間(令和4年度~令和9年度)における国立大学法人運営費交付金」を用いた事業の一つとして「宮崎県の健康寿命日本一」を目標に掲げ、医学部を中心とした学部間連携で総力を挙げ、県民の健康増進を目指すプロジェクトである「分野横断体制でとりくむ循環・運動器疾患の克服による健康寿命の延伸」の中心となる基礎医学から臨床医学までのスペシャリスト4名が発表しました。(発表者とテーマは以下のとおり)

発表者:

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△ 左から 西山功一教授、古川貢之教授、渡邉望教授、海北幸一教授

我が国の平均寿命は飛躍的に伸びましたが、平均寿命と健康寿命の間に約10年の差があり、亡くなるまでの10年間に介護を要しているケースが多いことがわかります。介護が必要になる理由のトップは認知症ですが、脳卒中や心筋梗塞等の循環器疾患は合わせて20.6%、関節疾患・骨折・転倒・脊椎損傷などの運動器疾患は24.6%と、循環器・運動器で全体の約半数を占めており、かつこれらの疾患が認知症の発症に関わることから、健康寿命の延伸には、循環器・運動器の機能維持の観点から取り組むことが重要であると言えます。

宮崎大学は、2007年度に設置した農学工学総合研究科博士後期課程をはじめ、日本で初めてとなる医学と獣医学が融合した医学獣医学総合研究科(博士課程)をいち早く設置するなど、異分野融合型の研究体制や強固な産学官連携体制の土台を築いてきており、今後も県や市町村などの自治体や医師会とも連携しながら、6年間の本プロジェクトを通じて地域社会全体を支えていく「地域共生社会の宮崎モデル」構築を目指していきます。

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△ 写真はイメージです:分野を超えた定例ミーティングの様子(2022年)

◎参考記事・サイト
▼宮崎大学のひと:心臓病から命を守る「最後の砦」となる大学病院を目指して(渡邉望さん)
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/public/folder760/019.html

▼宮崎大学医学部附属病院ハートセンターHP
 http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/hospital/departments/heart-center/

▼宮崎大学開講50周年記念事業特設サイト
 http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/50thanniversary/

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