宮崎大学
ニュースリリース

都農町寄附講座中間報告会を開催

2023年03月23日 掲載

令和5年322日(水)、令和2年4月に宮崎大学に設立された都農町寄附講座が中間報告会を都農町ビジターセンターにて開催。河野町長をはじめ町内関係者が16名、大学関係者は学長はじめ15名が会場に参加したほか、15名のオンライン参加がありました。

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寄附講座は地域資源創成学部の地域経営学講座、医学部の地域包括ケア・総合診療医学講座2講座にて開設されており、それぞれ3年間の町内での活動について各講座教員より報告がありました。

地域経営学講座の瀬川直樹准教授からは、3年間の学部生都農町来訪者数が令和2年度の29人から4年度は284人に増加し、学部生のほぼ全員が一度は都農町で学ぶ授業体制ができていることの説明がありました。授業実習内容のほか、町内でのインターンシップや学生の主体的な課外活動について紹介され、学生の学びの成果であるポスターや地域資源マップなども会場内に掲示されました。最後に桑野地域資源創成学部長より今後の方針として、都農学の可視化への取組や医学部との連携による健康まちづくりへの寄与などが挙げられ、これらの活動を通じて地域の未来を担う人材輩出をめざすという講座の展望が説明されました。

地域包括ケア・総合診療医学講座の桐ケ谷大淳准教授は、長期実習生や研修医の受入れ状況や、地域実習における地域全体を俯瞰する多様なニーズに対応できる人材養成について説明しました。また3年間の成果として、町内在宅看取り数の0から30への増加や、コロナ病床の受入れ体制が挙げられました。今後の方針としては、町立病院のコミュニティホスピタル体制化や、都農をまるごとケアするまちづくりへの関与など地域活動の強化が示されました。

今回の報告会では寄附講座に加え、今年度の受託研究である2研究プロジェクト(※)の報告がありました。医学部有村保次特別教授からは健康まちづくり調査について、今後各寄附講座との連携による成果のさらなる解析や研究の発展可能性が、また、清花アテナ男女共同参画推進室清水副室長からはダイバーシティプロジェクトについて、来年度の小学生保護者や役場研修への展開などがそれぞれ言及されました。

河野町長は閉会挨拶で、それぞれの報告への講評と共に、「ふるさと納税の究極の返礼品として大学と町との寄附講座の取組みが全国のモデルとなるよう、各々の歩みを進めてほしい」と述べられました。

宮崎大学は、寄附講座を通して都農町と共に相互発展していけるよう教育研究を進めて行くこととしています。

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※今回報告した受託事業(プロジェクト)【 】内は報告者氏名

1.「都農町健康まちづくりのための調査研究」【医学部附属病院臨床研究支援センター食品臨床試験部門 特別教授 有村保次】

2.「都農町ダイバーシティプロジェクト」  【清花アテナ男女共同参画推進室 副室長 清水鈴代】

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