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2024.07.12

亜熱帯薬食資源学の対面講義を九州医療科学大学の薬用植物園で実施

令和6629日(土)と76日(土)の2日間、九州医療科学大学の薬用植物園での野外学習に宮崎大学の2~4年生、合計216名が出席しました。

亜熱帯薬食資源学は、宮崎県内の産業や企業の取組、地域の課題や解決方法を学び、地域を支える人材を育成する産業人材育成教育プログラムの科目の1つです。今年度は地域学部・教育学部・農学部・工学部の4学部生が受講しており、年々受講生が増加している人気の教養教育科目となっています。

講義はオンデマンド講義による座学と野外学習を組みあわせたハイブリッド型。オンデマンド講義では宮崎県の天然資源(植物など)を題材として薬学部と農学部の専門教員が基礎事項を講義し、それぞれの天然資源を生業にしている特別講師の元へインタビューに赴いて、県内各地の天然資源の特長や栽培方法、商品化や販路開拓の課題や取組について伺っています。

野外学習は2日間とも梅雨の晴れ間の猛暑の中、九州医療科学大学薬学部の甲斐久博先生、宮崎大学農学部長の國武久登先生の指導のもとで行われました。受講生は薬用植物園の貴重な植物を見て、触れて、嗅いで、スケッチして、五感をフル活用しながら体験しました。それぞれの興味に合った薬用植物を選び、薬効や使用する漢方方剤などを学習しました。

カレープラントの香りに「カブトムシの臭いみたい」「おいしそう」など口々に感想を言い合ったり、盛夏に咲き誇るキキョウやハマボウに目を奪われたり、和やかな実習となりました。今年度の受講生が選んだ人気薬用植物は、キキョウ、ウイキョウ、マオウ、ペパーミント、アマドコロでした。

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▲開学25周年を迎えリニューアルされた九州医療科学大学1号棟ロビー